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【米国市況】S&P500が小幅高、5カ月連続高-逃避でドル堅調

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30日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小幅続伸。株価バリュエーションの高さや新型コロナウイルス変異株まん延への懸念があるものの、雇用住宅関連で堅調な米指標が発表され、買いが優勢になった。月間ベースで5カ月連続高となったほか、5四半期連続の上昇を記録した。

  • 米国株、S&P500が続伸-月間、四半期でもプラス
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.47%
  • ドル指数続伸、ユーロ下落-コロナ変異株を懸念
  • NY原油は続伸、OPECプラスの会合控え-イラン交渉足踏み
  • 金スポット、月間で2016年以来の大幅安-ドル上昇で

  2020年上半期の米国株は1998年以降で指折りの高パフォーマンスとなったが、期末にかけては市場の高揚感が薄れ、小幅な相場変動と商いの低調が目立った。この日は経済活動の再開で最も大きな恩恵を受けるエネルギーや資本財・サービス、金融といった銘柄は上昇。それに比べ、ステイホーム取引を後押ししてきた大型ハイテク銘柄はさえなかった。

  S&P500種は前日比0.1%高の4297.50。年初来の騰落率は14%高となった。ダウ工業株30種平均は前日比210.22ドル(0.6%)高の34502.51ドル。一方、ナスダック総合指数は0.2%低下した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の1.47%。

S&P 500 on course for the second-best start of a year since 1998

  フィエラ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、キャンディス・バンサンド氏は「トレンドを上回る強い経済成長と潤沢な流動性というリフレの環境で、最終的に株式市場は繁栄すると当社は予想するが、その道のりはスムーズでないだろう」と指摘。「強気相場の次段階では、相場変動の激しい場面が増えるかもしれない」と述べた。

  外国為替市場ではドルが高い。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、約2週間ぶりの大幅上昇。感染力の強い新型コロナ変異株に対する懸念で逃避買いが入った。ユーロはドルに対し3日続落、4月以来の安値となった。

  ドル指数は0.3%上昇。ドルは対円で0.5%高の1ドル=111円11銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1858ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が1日開催する主要な会合を待つ展開となった。一方、イラン核合意の再建を巡る交渉は新たに先送りとなる可能性が出ており、同国からの供給が早期に再開される公算は小さくなっている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は49セント(0.7%)高の1バレル=73.47ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は37セント高の75.13ドル。

  ニューヨーク金スポット相場は月間ベースで約4年ぶりの大幅安。米金融当局のタカ派シフトを受けてドルが上昇したことから、金が売られた。金を裏付けとする上場投資信託(ETF)の保有高も減少している。

  スポット価格はニューヨーク時間午後3時45分現在、前日比では0.6%高の1オンス=1771.46ドル。月間では7.1%安と、2016年11月以来の大幅下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限はこの日、0.5%高の1771.60ドルで終了した。

原題:Stock Euphoria Abates at End of Big First Half: Markets Wrap(抜粋)

S&P 500 Index Gains for Fifth Quarter in Longest Run Since 2017(抜粋)

Dollar Rallies as Virus Fears Climb; Yen Declines: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises Ahead of OPEC+ Meet With Iran Talks at Standstill(抜粋)

Gold Heads for Worst Month Since 2016 on Dollar Strength, Fed(抜粋)

(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
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