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ダラス連銀総裁、テーパリングは円滑に実施へ-「タントラム」を回避

  • 当局のテーパリング、「早期」の開始を望む-カプラン総裁
  • 現在の問題は需要面ではなく、どちらかと言えば供給サイド

米ダラス連銀のカプラン総裁は金融当局による資産購入のテーパリング(段階的縮小)について、「早期」の開始を望んでいるとしつつ、今回はより円滑に実施されるとの見通しを示した。テーパリングについて当局が協議中であることを市場が既に認識しているためだとしている。

  総裁は30日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、テーパリングについて「市場に周知させたい。連邦公開市場委員会(FOMC)や公にも行われているこのテーパリング議論は良いものだと考えている」と指摘。「そうした調整が近く行われると市場に認識させることになる。ここで唯一問題となるのはその時期だ」と語った。

カプラン総裁のインタビュー

Source: Bloomberg)

  金融当局は世界的な金融危機後の2013年、米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の購入縮小について初めて発表した際に幾つかのことを学んだと、カプラン総裁は指摘。当時は当局の発表が「テーパー・タントラム」と呼ばれる金融市場の混乱を招いた。

  総裁は、当局による資産購入は新型コロナウイルス禍で消費者の需要が急激に落ち込んだ時期には有益だったと指摘。

  その上で、現在問題はどちらかと言えば供給サイドにあり、雇用主は労働者を見つけるのに苦労し、複数の業界では企業が製品を市場に送り出す上で物流上の問題を抱えていると指摘。金融当局の債券購入は、そうした問題を緩和する上で適した支援方法ではないと説明した。

  総裁は「資産購入は需要の刺激という面で極めて有効だが、需要は豊富にある」と指摘。「問題は供給だ。供給面の問題を抱えている場合、資産購入はあまり効果的ではない」と語った。

原題:Kaplan Says Fed Will Avoid 2013 Taper Tantrum This Time Around(抜粋)

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