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激やせの金正恩氏に「胸が痛んだ」-国営TVが北朝鮮市民の声伝える

  • 金総書記は6月4日に1カ月ぶりに公の場に登場-かなりスリムに
  • 国営メディアが総書記の健康状態について市民の声を報じるのは異例

北朝鮮の金正恩総書記の急激に痩せた姿を見た市民らは泣き崩れていたと、国営テレビが市民1人を引用して伝えた。厳格に統制されている同国の報道機関が、かなり微妙なテーマである金総書記の健康状態について市民の声を報じるのは異例だ。

  平壌市民の男性1人は、人々が「敬愛する同志のやつれた姿を目にして胸が痛かった」とし、「涙が自然に出てきたと誰もが語っている」と話した。朝鮮中央テレビが25日に伝えた。市民の名前は明らかにしていない。

  このインタビューは8分間の放送の一部。番組では、金総書記と朝鮮労働党をたたえるプロパガンダの楽曲が目玉のコンサートについて、約20人の市民が感想を述べていた。

Kim Jong Un

朝鮮労働党の中央委員会総会で発言する金正恩総書記(平壌、6月15日、北朝鮮政府提供)

  金総書記は4日、1カ月ぶりに公の場に登場。明らかに以前よりは痩せていたが、弱々しかったり、見るからに体調が悪いといった様子はなかった。金一族に心臓病の家族歴があることから、海外当局は秘密主義の北朝鮮体制を総書記がどれだけ強く掌握しているか手掛かりを探るため体重にも注目している。

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  総書記は約10日前には朝鮮労働党の中央委員会総会を取り仕切った。国内の厳しい食糧事業について警告したほか、米国との間で「対話と対決の両方」の用意があると表明した。

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  太り過ぎでヘビースモーカーの金総書記の健康状態については以前から臆測が流れている。公の場での動静が伝えられない期間が最も長かったのは2014年の6週間。再び姿を現した際にはつえをついて歩いており、痛風を患っているのではないかとの観測が広がった。

原題:
North Koreans ‘Heartbroken’ Over Thinner Kim, State TV Reports(抜粋)

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