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パナソニックがテスラ全株式を売却、約4000億円-有価証券報告書

更新日時
  • パナソニック株は一時4.8%高、テスラ株は昨年初来最大で9倍に
  • 政策保有株見直しの一環、資金は今後の成長投資に充当-提携は維持

パナソニックは保有する米電気自動車(EV)メーカー、テスラの全株式を今年3月末までに売却した。同社が25日に関東財務局へ提出した有価証券報告書で明らかになった。売却額は約4000億円になるという。

Inside Panasonic Showroom As The Company Repoerts 1Q Earnings

パナソニックのロゴ

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  パナソニック広報担当の渡辺やよい氏によると、売却は前期(2021年3月期)に実施された。コーポレートガバナンス・コードのガイドラインに従った政策保有株式の見直しの一環という。テスラにも株式売却の意向は通知しており、引き続き同社との良好な関係を維持すると述べた。

  パナソニックによるテスラ株売却を先に報じた25日付の日本経済新聞は、パナソニックが71億ドル(約7700億円)で買収を決めた米ソフトウエア大手のブルーヨンダーの買収原資などに当てると報じていた。渡辺氏は、売却による資金用途については「非開示」とした上で、今後の成長投資資金への充当を検討していると述べた。

  パナソニック株は25日の取引で一時、前日比4.8%高の1307.5円と2月3日(6%)以来、およそ5カ月ぶりの日中上昇率を記録した。

  ブルームバーグのデータによると、昨年初めに100ドルを切る水準だったテスラ株は今年に入り900ドル前後まで上昇。現在の時価総額は約6500億ドルと、トヨタ自動車などを大幅に上回っている。パナソニックの有価証券報告書によると、昨年3月末時点での保有額は808億9700万円だった。

  パナソニックは2010年のテスラとの提携時に3000万ドル(当時のレートで約24億円)を出資。その後、両社が共同運営する米電池工場「ギガファクトリー」に2000億円以上を投資してきた。テスラから要請を受け、EV向けの新型電池の開発も進めている。

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(売却額などを追加して記事を更新します)
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