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ファニーメイ株保有のキャピタル・グループ、23日に最大420億円損失か

  • 優先株で約2.8億ドル、普通株で1億ドル損失-保有高に変化なければ
  • ファニーメイとフレディマックの株価、司法判断受けて急落

ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の23日の株価急落は、これら米政府支援機関(GSE)がやがて連邦政府の公的管理を脱すると期待し、投資を行ってきたヘッジファンド運営会社にとって、散々な痛手となった。

  ファニーメイとフレディマックの価値が急騰する方向に賭けていた投資家には、ビル・アックマン氏が率いるパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのほか、ポールソンブラックストーン・オルタナティブ・クレジット・アドバイザーズキャピタル・グループフェアホルム・キャピタル・マネジメントディスカバリー・キャピタル・マネジメントが含まれる。

ファニーとフレディ急落ファンドも痛手、利益返納巡り投資家敗訴

  昨年の米大統領選でのトランプ前大統領の敗北後、ヘッジファンドの一部がファニーメイの持ち高を減らすか、解消したにもかかわらず、投信運営会社キャピタル・グループは昨年むしろ増やしていたことが届け出で分かっており、大損した可能性が高い。

  5月末に開示したファニーメイ優先株の保有高が変わらない場合、23日だけで約2億8000万ドル(約310億円)の損失を出した計算となり、3月末時点と同数の普通株を引き続き保有していれば、1億ドルの損失がさらに加わる。

  キャピタル・グループの広報担当者はコメントを控えている。

  連邦住宅金融局 (FHFA)が連邦法が定める権限を逸脱し、ファニーメイとフレディマックの利益のほぼ全てを財務省に納入することを決めたという投資家らの主張が退けられた後、フレディマックは一時46%下落し、37%安で終了。多くの投資家が選好するファニーメイの優先株も約62%下げた。普通株は32%安で取引を終えた。

ファニーメイとフレディマックが1000億ドル余りの利益を政府に返納している問題で、米連邦最高裁は投資家らの主張を退ける判断を示した

Source: Bloomberg

原題:Fannie-Freddie Ruling Marks Latest Blow to Funds in Doomed Trade(抜粋)

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