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米カリフォルニア州、知事リコール選挙実施へ-州史上2回目

  • リコール選挙実施に十分な数の署名集まったと州務長官が認定
  • コロナ感染対策巡る州民の反発、経済活動再開で緩む可能性も

米カリフォルニア州でニューソム知事のリコール(解職)投票・後継知事選挙の年内実施が正式に決まった。

  広く予想されていたウェーバー州務長官による23日の発表は、選挙実施に向けて解職を求める十分な署名が集まり、それを阻止する署名撤回が不十分だったことを認定したもので、選挙日設定のための一連の手続きが開始される。

  カリフォルニア州で知事リコールの試みはこれまでに55回あったが、実際に選挙が行われるのは史上2回目となる。2003年のリコール選挙では130人余りが立候補した中、デービス知事(当時)が解職、ハリウッドの映画スター、アーノルド・シュワルツェネッガー氏が後任に選ばれた。

  ニューソム知事(民主)は新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)措置を巡り厳しい目を向けられている。州住民に社会的交流を避けるよう指示しながら、昨年11月にマスクを着用せず、高級レストランで食事したことを批判された。

  しかし、カリフォルニア州では6月15日に経済活動が全面的に再開され、ワクチン接種を受けた人々に対するマスク着用義務は大部分解除されているため、ニューソム知事の支持者は有権者の反発が弱まると期待している。議会の民主党リーダーらはリコール選挙日設定でより迅速なプロセスを求めている。カリフォルニア州公共政策研究所の5月の調査によると、投票の可能性が高い有権者の過半数は知事解職に反対すると回答しており、早期の選挙実施はニューソム氏に有利に働く可能性がある。

  ただ、最近の気温上昇で同州の電力供給は圧迫され、昨年の記録的な山火事や計画停電の記憶が呼び戻されつつあるだけに、秋のリコール選挙でニューソム氏の立場が弱まる恐れもある。

  副知事(民主)は州財務局がリコール選挙費用をまとめてから60ー80日以内に選挙日を設定する。元五輪金メダリストのケイトリン・ジェンナー氏やケビン・ファルコナー前サンディエゴ市長ら50人以上が既に出馬を表明している。

原題:California Governor to Face Recall, Second in State History (1) (抜粋)

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