コンテンツにスキップする

TOPIXは小幅続落、新型コロナ再拡大を懸念-1月以来の薄商い

更新日時

東京株式市場でTOPIXは小幅に続落。国内で新型コロナウイルスの感染が再拡大する懸念が広がり、経済再開で恩恵を受ける陸運や空運、不動産などに売りが出た。米連邦準備制度理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和縮小)や米利上げ時期を見極める動きから売買を手控えるムードも残り、薄商いになった。

  • TOPIXの終値は前日比2.04ポイント(0.1%)安の1947.10
  • 日経平均株価は34銭(0.1%未満)高の2万8875円23銭
  • 東証1部売買代金は概算で1兆9475億円-1月18日以来の低水準
TOPIXの推移

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏ストラテジスト

  • 特段の材料がなく前日までの上昇率が高い業種が売られており、利益確定の売りが出ている印象
  • きのうの東京都の感染者数600人超は衝撃の数字で、国内の経済再開は一筋縄ではいかないとの懸念から、不動産、陸運、空運などリオープニング銘柄が調整している

りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト

  • FOMCの騒動は落ち着いたが上昇するトリガーがなく、米国の財政や企業決算など次の材料待ちの状態
  • 少し長い目でみれば景気は回復方向だが、中国や先進国での供給制限でやや勢いにブレーキがかかっている。金融政策は思ったほどタカ派ではないということで今は安心しているが、緩和かというとそうではないので、まだ不安定な状態

東証33業種

下落率上位空運、陸運、不動産、その他金融、倉庫・運輸、ゴム製品、電機、サービス、食料品、機械
上昇率上位鉱業、非鉄金属、鉄鋼、情報・通信、精密機器、石油・石炭、パルプ・紙、輸送用機器

背景

  • アトランタ連銀総裁、22年の利上げ開始見込む-経済回復への対応で
  • 加藤官房長官:東京都の感染状況は高い警戒感を持って注視
  • 宮内庁長官:陛下が五輪が感染拡大につながらないか懸念と拝察-共同
  • 米国株はS&P500種とダウが小反落、ナスダック連日最高値
  • ドル・円相場は1ドル=110円80銭台で推移、前日の日本株終値時点は110円77銭
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE