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アトランタ連銀総裁、22年の利上げ開始見込む-経済回復に対応で

更新日時
  • 「テーパリング開始を計画していくことが十分に適切だ」
  • インフレ高進は来年以降鈍化-物価上昇圧力の多くの要因「一過性」

米アトランタ連銀のボスティック総裁は23日、米金融当局が資産購入ペース減速を向こう数カ月に決定する可能性があると述べたほか、2022年の利上げ開始が望ましいとの見解を示した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの経済回復が予想より早いことへの対応だとしている。

  同総裁はラッセル・イノベーション・センター・フォー・アントレプレナーズでの講演後に記者団に対し、「最近のデータが示す上方向へのサプライズを考慮し、米金融当局の最初の動きに関する自分の予測を2022年終盤へと前倒しした」と発言。「2023年には2回の動きがあると考えている」とも述べた。

  また「米経済はパンデミックから順調な回復に向かっている」とし、「最近のデータの多くは私の予想以上に力強かった。国内総生産(GDP)はより力強い軌道にあり、インフレ率も高めで、われわれの目標をかなり上回っていると認識している」と指摘。今年の成長率は7%、インフレ率は3.4%と自身は予測していると話した。

  さらに、資産購入の規模縮小開始に向け米金融当局が設定した「一段と顕著な進展」という目安に向かって米経済は前進していると語った。

  同総裁は「私の見解では、われわれはこうした目安の達成に近い」と指摘。「向こう数カ月の状況が、最近目の当たりにしたものに匹敵する水準であることが示されれば、目安は達成していることになると思われる。それが明確な可能性であることを踏まえると、資産購入のテーパリング(段階的縮小)開始を計画していくことが十分に適切だと考える」と述べた。 

  最近のインフレ高進については、自身が当初予想していたより長期間続く可能性が高いが、来年以降に鈍化すると予想。物価上昇圧力に関係している多くの要因が「一過性」のためだと説明した。

  同総裁は「米経済は力強く復調しつつある」とした上で、「インフレ率がわれわれの目標を若干上回る一貫した水準に向かう条件はそろっている」との見方を示した。

原題:
Fed’s Bostic Sees 2022 Rate Liftoff, Taper Call in a Few Months(抜粋)

(3段落目以降に発言を追加して更新します)
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