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Photographer: Bing Guan/Bloomberg
cojp

ファニーとフレディ急落ファンドも痛手、利益返納巡り投資家敗訴

更新日時
  • FHFAが連邦法の権限を逸脱しているという主張の中心部分を退け
  • パーシング・スクエアやポールソンなども株価急落で痛手を負った

米連邦最高裁は23日、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が1000億ドル(約11兆1000億円)余りの利益を政府に返納している問題について、投資家らの訴えを退ける判断を示した。

  オバマ政権下で連邦住宅金融局(FHFA)当局者が連邦法が定める権限を逸脱し、ファニーメイとフレディマックの利益のほぼ全てを財務省に納入することを決めたという投資家らの訴えの中心部分が退けられた。

  今回の司法判断を嫌気し、ファニーメイの株価は一時45%安、フレディマックも45.7%安と日中取引としては少なくとも2013年以降で最も大きく下げた。売買高はいずれも日中段階で最近の1日平均の10倍を上回る水準に膨らんだ。

  これら米政府支援機関(GSE)がやがて連邦政府の管理を脱すると期待し、投資を行ってきたビル・アックマン氏のヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントポールソンブラックストーン・オルタナティブ・クレジット・アドバイザーズキャピタル・グループフェアホルム・キャピタル・マネジメントディスカバリー・キャピタル・マネジメントなどが株価急落で痛手を被った。

  連邦最高裁はまた、FHFA局長を解任する大統領の権限を認める明確な判断を示し、カラブリア局長は直ちに更迭された。FHFA局長に大統領の解任権限が及ばない違憲状態を理由に「プロフィットスイープ」と呼ばれる一部支払いを違法とする別の損害請求が認められる可能性はあるが、プロフィットスイープ全体に適用する根拠にならないとの判断が示された。

バイデン氏、ファニーメイ管理FHFA局長更迭-最高裁判断受け (1)

  最高裁が訴えを下級審に差し戻す決定を行ったことで、取り決めを実行したFHFA当局者らに大統領の監督が及ばないため損害を被ったと主張する機会が投資家に与えられる。

  しかし、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、エリオット・スタイン氏はこれについて、「株主が払い過ぎと訴える大部分を回収できない可能性」を意味すると指摘した。

原題:Fannie, Freddie Plunge as High Court Deals Blow to Investors (2)Fannie-Freddie Fate a Mystery After High Court Market Shock (2)Fannie-Freddie Ruling Marks Latest Blow to Funds in Doomed Trade(抜粋)

(ヘッジファンドへの影響や局長更迭を追加して更新します)
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