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米国株続伸、FRB議長発言受けて買い安心感-ドル下落

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22日の米株式相場は続伸。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレ圧力について、ここ数カ月に顕著に高まったが、一過性のものにとどまるとの見解をあらためて示した。

  • 米国株は続伸、小売りやハイテクの上げ目立つ-ナスダック最高値
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.46%
  • ドル下落、対円では110円後半-資源国通貨が堅調
  • NY原油は反落、OPECプラスの生産量引き上げ観測で
  • NY金相場は反落、パウエル議長の証言控えたドル上昇で

  パウエル議長は下院特別小委員会での証言で、物価はいずれ下がるという「一定の確信」があるとし、1970年代型のインフレが見られる「可能性は極めて低い」と指摘。インフレ率5%の環境は容認できないだろうとも述べ、物価に関するデータを評価する上で辛抱強さを促した。

  ナショナル・セキュリティーズのチーフストラテジスト、アート・ホーガン氏は「インフレは彼らが想定していた以上に大きい」と指摘。「それは事実だが、われわれが考えるよりも速いペースで彼らが対応を迫られるという部分については、パウエル氏が押し戻している格好だ。市場はそれを受けて落ち着いたと思う」と述べた。

  S&P500種株価指数は小売りやテクノロジー銘柄を中心に、大半の主要業種が上昇。株式発行で11億ドルを調達したゲームストップも値上がりした。

  S&P500種は前日比0.5%高の4246.44。ダウ工業株30種平均は68.61ドル(0.2%)高の33945.58ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇の14253.27と、最高値を更新した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.46%。

S&P 500 gains after Powell's remarks

  外国為替市場ではドルが下落。パウエル議長は米金融当局が予防的に利上げをすることはないと述べた。主要10通貨では資源国通貨が堅調、安全逃避先とされる円は値下がりした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円では0.3%高の1ドル=110円65銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.1940ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。世界的な原油需給が引き締まる中、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」による来週の会合で、ロシアなどが生産量引き上げの提案を検討しているとの報道が材料。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は60セント(0.8%)安の1バレル=73.06ドルで終了。7月限はこの日が最終取引。取引がより多い8月限は27セント安の72.85ドル。ロンドンICEの北海ブレント8月限は9セント安の74.81ドルで取引を終えた。アジア時間22日の取引では一時75ドルを突破していた。

Oil earlier climbed to its highest since April 2019 amid a global demand recovery

  ニューヨーク金相場は反落。パウエルFRB議長の議会証言を控え、ドルが前日の下げから上昇に転じたことが背景。スポット相場はニューヨーク時間午後2時24分現在、0.2%安の1オンス=1779.06ドル。パウエル議長の証言を前に、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前日比0.3%安の1777.40ドルで終えた。

原題:Stocks Climb After Powell’s Inflation Reassurance: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Touches Session Low on Powell Testimony: Inside G-10(抜粋)

Oil Slips Amid Signals of Potential OPEC+ Supply Hike(抜粋)

Gold Declines as Dollar Strengthens Ahead of Powell Testimony(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)
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