NY連銀総裁、利上げはまだかなり先-今はテーパリングに焦点
Matthew Boesler
更新日時
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米金融当局は債券購入のテーパリング(段階的縮小)についての議論を始めたところであり、金利引き上げに関する議論はまだかなり先だとの考えを示した。
ウィリアムズ総裁は22日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで利上げについて、「それはまだずっと先の将来の話だ」と発言。「今はテーパリングに焦点が絞られていると思う」と述べた。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁
Source: Bloomberg

総裁は「資産購入ペースの減速を開始できる段階に達する時期については、データの内容次第というのが私の見解だ」と説明。
「われわれとして注目している数字の目安などの類いは一切ない」とし、完全雇用と物価安定の確保という「目標に絡むあらゆるデータに注目している」と話した。
総裁は「労働市場は来年も回復が継続すると引き続きみている」と発言。来年の米経済成長率は3-3.5%になるとの見通しも示した。
原題:Williams Says Fed’s Rate Liftoff Is Still Way Off in the Future(抜粋)Fed’s Williams Says Taper Timing to Be Driven by Data(抜粋)
(リードと第2段落を追加し、更新します)
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