コンテンツにスキップする

ウォール街出身クオンツが78%リターン、仮想通貨オプションブームで

  • レッジャープライムはデリバティブ使いシステマティック戦略で利益
  • オプション市場は急成長、スポット価格にまで影響及ぼしつつある

ヘッジファンドのレッジャープライムを運営するシリアン・タン氏にとって、仮想通貨市場で重要なのはオプションだ。仮想通貨のオプション市場は急成長しつつあり、スポット価格にまで影響を及ぼし始めている。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)とUBSグループで勤務した経験のある同氏は、仮想通貨オプションのマーケットメークと、裁定取引やモメンタム取引などのシステマティック戦略で収益を上げている。レッジャープライムの旗艦ファンドは今年これまでに78%のプラスリターンを上げた。

  最高投資責任者を務めるタン氏はフロリダ州マイアミからインタビューに応じ、仮想通貨市場の「非効率性を踏まえると、機会は大きいと思われた」とし、「暗号資産の世界ではイノベーションが活発で新商品がどんどん生まれている」と語った。

Derivatives Boom

The crypto options market has seen explosive growth this year

Source: Deribit

  レバレッジとヘッジ戦略への需要が絶えない仮想通貨市場ではデリバティブ(金融派生商品)の開発が進み、流動性も影響力も増している。

  最近の下落にもかかわらず過去1年の騰落率はプラス約250%というビットコインの値上がりを受け、仮想通貨取引の意欲はとどまるところを知らない。その中で分散型金融(DeFi)と分類される金融アプリケーションや先物などの投機手段が続々と誕生している。

  オプション市場を見ると、最大の取引所であるデリビットでの先月の1日当たり平均取引高は想定元本で14億ドル(約1550億円)と、2020年の13倍近くに上った。

relates to ウォール街出身クオンツが78%リターン、仮想通貨オプションブームで

デリビットでのビットコインのインプライドボラティリティ

原題:
Ex-Wall Street Quants Net 78% Return in Crypto Options Boom (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE