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アマゾン「プライムデー」、今年の実績は期待外れか-コスト急増で

  • 業者は値引き抑制し、出荷コスト増と広告料上昇分の穴埋め
  • 2日間の米オンライン支出は計122億ドルの見込み-イーマーケター

アマゾン・ドット・コムの今年のプライム会員向けセール「プライムデー」について、実績は振るわないだろうと販売事業者はみている。出荷コスト増加と広告料上昇、少ない在庫が原因だという。

  新型コロナウイルス禍の長引く影響に世界が苦慮する中、21日から2日間にわたり毎年恒例の同イベントが行われる。スエズ運河での座礁事故や感染拡大に伴う中国主要2港での物流停滞といった供給網の混乱がコストを押し上げ、アマゾンの出品業者は利益の薄い同セールで売り過ぎないよう用心している。また、クリスマス商戦期まで出荷遅延が続いた場合に備え、在庫を出し渋っている業者も多い。

  アマゾンで人気ブランドを数多く所有するパーチの在庫・供給網担当責任者、ピーター・ダーチ氏は「ディールの対象をやや絞るようになっている」と述べた。

  それでもなおアマゾンのオンライン販売の6割を占める出品業者らは、裕福な消費者があまりお値打ちでなくてもプライムデーに押し寄せると期待している。調査会社イーマーケターの試算によれば、2日間の米オンライン支出は計122億ドル(約1兆3500億円)となる見込み(昨年の支出は104億ドルだったが、コロナ禍の影響で実施時期が10月に延期されたため、比較は困難)。

  競合する米ウォルマートとターゲットも20日からそれぞれセールイベントの「ディールズフォーデイズ」と「ディール・デイズ」を実施している。

  21日の米株式市場でアマゾン株は0.9%安で引けた。

  アマゾンの広報担当者は発表資料で、今年は昨年よりもお得なオファーを増やすと表明したが、値引きの規模には言及しなかった。

原題:
Amazon Prime Day Deals Expected to Disappoint as Costs Surge (1)(抜粋)

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