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ソフトバンク宮川社長、利益上振れで機動的に自社株買い実施へ

更新日時
  • 公募価格下回る株価、「大変重く受け止めている」ー総会で社長
  • 「女性活躍推進委員会」発足へ、女性管理職比率は3倍目指す

ソフトバンクの宮川潤一社長兼最高経営責任者(CEО)は22日、利益が上振れれば機動的に自社株買いを実施する方針を明らかにした。

  宮川社長は株主総会で、「通信を取り巻く環境はなかなか厳しいものがある」とした上で、「今年は乗り越えた上で、過去最高益を実現する」と述べ、法人事業の強化などによる増収増益に自信を示した。同社長は、今回初めて株主総会の議長を務めた。

SoftBank Stores As Group Poised to Return to Profit After Big Losses

都内にあるソフトバンクの販売店(2020年8月)

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

  同社長は4月の就任時、経営への責任と強い関与を明確に示すため、個人で200億円規模の自社株買いを行うと発表し、月内に平均取得価格1435円で終了した。5月には、社長を10年は続けると述べ、数倍の株価上昇を狙っていくとの意気込みも示した。

  宮川社長は総会で、同社の株価水準が2018年の上場時の公募価格1500円を下回っていることについて、「大変重く受け止めている」と述べた。その上で、「まずは増収増益にこだわる」とし、日本のデジタル化推進をけん引することで、ビジネスにつなげたい考えを示した。

  ソフトバンクは同日、現在7.1%の女性管理職比率を30年度までに約2倍の15%、35年度までに約3倍にする目標を発表した。役員や外部の有識者などで構成する「女性活躍推進委員会」を7月1日に発足する。

  株主総会で宮川社長は、「ダイバーシティやインクルージョン、これらを推進することでさらなる企業価値向上を目指していく」と語った。

  22日の同社株は反発し、一時1.9%高の1433円と約1カ月ぶりの上昇率となっている。

(株主総会での宮川社長のコメント、株価動向を追記しました)
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