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オーストラリア、WTOに提訴へ-中国のワイン制裁関税巡り

  • 輸出額は計11億豪ドルから2000万豪ドルに激減
  • 問題解決に向け引き続き中国との直接関与にオープン-豪貿易省

オーストラリアのテハン貿易相は19日、中国が発動した豪州産ワインへの反ダンピング(不当廉売)関税を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表した。中豪両国の対立が長引く中で新たな動きとなる。

  テハン氏は声明で、国内ワインメーカーとの幅広い協議に基づき、WTOの紛争解決手続き申請を決定したと説明。最大218%に上る中国の反ダンピング関税によって輸出額が計11億豪ドル(約910億円)から約2000万豪ドルに落ち込んだという。

豪首相、WTO紛争処理手続きで解決図ると表明-中国のワイン関税

Ministers Front Press Gallery As Parlimentary Sitting Continues

テハン豪貿易相

  中国は今年3月、豪州産ワインが市場価格よりも不当に安く販売されているとして反ダンピング関税を5年間課すと発表。一方、豪政府は中国側の主張を否定している。豪貿易省はこの問題の解決に向けて引き続き中国側と直接関与することにオープンだとも指摘した。

中国、豪州産ワインに5年間の反ダンピング関税-最高税率218%強

High on Wine

Australia was China's largest wine supplier

Source: China General Administration of Customs

Data as of October 2020

  豪政府が第5世代(5G)移動通信網からの華為技術(ファーウェイ)排除を決めた2018年以降、中豪関係は冷え込んでいる。豪州が昨年、新型コロナウイルスの起源に関して独立調査を求めたことで両国の関係はさらに悪化。豪政府はすでに同国産大麦に中国が賦課した80%超の反ダンピング関税についてもWTOに提訴している。

オーストラリア、WTOに提訴へ-中国の大麦追加関税巡り

原題:
Australia Takes China Wine Tariffs to WTO as Bilateral Ties Sour(抜粋)

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