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テクノロジー株が再びファンドマネジャーの選好対象に-割高でも魅力

  • FOMCやCPI上昇を経ても金利が低下で投資家に安心感
  • ヌビーンのマリク氏は特にソフトウエア銘柄を選好

バリュー株へのローテーションもこれまでだ。テクノロジー株が再び、投資家の選好リストに戻ってきた。

  1カ月前はインフレ高進で金利が上昇するとの懸念で、成長著しいテクノロジー企業の株価は急落していた。米消費者物価指数(CPI)は実際激しく伸びたが、インフレ高進は一時的との見方で金利が低下。これでソフトウエアメーカーを含む有望なテクノロジー銘柄は、割高でも再び魅力的な投資先になった。

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  ゴールドマン・サックス・グループのソフトウエア銘柄バスケットは、5月13日以降に27%上昇し、3カ月ぶり高水準にある。フェイスブックやアルファベット、マイクロソフトなど大型テクノロジー株も同時期に上昇し過去最高値付近だ。

  これら銘柄の回復力は、米経済の再開が進む中でテクノロジーのグロース(成長)株見通しは引き続き明るいと長期投資をにらむファンドマネジャーらが確信している状況を浮き彫りにする。

  ヌビーンで世界株の最高投資責任者(CIO)を務めるサイラ・マリク氏はこうした銘柄について、「力強いビジネスモデルを持つ」と指摘したほか、新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的大流行)に伴うメガトレンドからの追い風は強くなるばかりだ」と説明。「このためプレミアムが求められる」と付け加えた。

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  米連邦公開市場委員会(FOMC)は15、16両日に開催した定例会合でインフレのリスクを認識し2023年末までに2回の利上げを見込んでいることを示唆したが、グロース株の熱狂を冷ますには至らなかった。ナスダック100指数は17日に1.3%高で終了し、最高値を更新。18日は上昇分をやや削った。対照的に、ラッセル1000バリュー指数は過去2週間に5%近く下げた。

  グロース株は最近の上昇後も、その多くが利益改善を背景に年始のころと比べると比較的割安だ。ナスダック100銘柄の株価収益率(PER)は平均37倍。2月は40倍を超える水準を記録していた。

  ヌビーンのマリク氏は利益成長が続き株価を押し上げると予想。セールスフォース・ドットコムやハブスポットのようなソフトウエア銘柄を選好しているという。「経済再開に伴う経済成長を生かす方法が模索される中でソフトウエア企業は大いに活用される。ソフトウエア銘柄を除外するわけにはいかない」と話した。

 

原題:
Fund Managers Renew Love for Tech Stocks as Interest Rates Ease(抜粋)

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