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【新型コロナ】「デルタ」米国で優勢にと予想、ワクチン接種呼び掛け

更新日時
  • 深圳の空港で「デルタ」への感染確認、空港が規制強化
  • インド、国内ニーズ満たせるまでワクチン輸出再開しない方針

米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は、インドで最初に特定された感染力の強い新型コロナウイルス変異株「デルタ」について、米国で優勢になるとの見通しを示した。

  ABCの番組「グッドモーニング・アメリカ」で発言した。同所長は、必要なワクチン接種を完了すればデルタへの感染から十分に守られるとの認識も示し、米国居住者に接種を呼び掛けた。

  バイデン米大統領は、政権発足から150日間でワクチン投与が3億回に達したことを記念するイベントをホワイトハウスで開催。まだ接種を受けていない人に対して接種を呼び掛けた

  中国南部の深圳市の保健衛生当局は、同市にある国際空港のレストラン従業員1人にデルタへの感染が確認されたと公表。空港側は到着時の規制を強化し、ターミナルなどへの全訪問者に到着前48時間以内の検査陰性証明を義務付けたと発表した。

  インドの新型コロナ作業部会の責任者ビノド・K・ポール氏はAP通信とのインタビューで、国内ニーズを満たせるまで新型コロナワクチンの輸出を再開しない考えを示した。ワクチン生産が世界一の同国は1月時点で90カ国余りに輸出していたが、国内の感染再拡大を受けて4月までに輸出プログラムを抑制した。

  ドイツのビオンテックが開発したコロナワクチンは中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製と比較して、接種後の抗体水準が「かなり高い」と香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が香港大学の調査を引用して報じた。この結果はシノバックのワクチンを接種した人の一部に3回目の接種が必要かもしれないことを示唆しているとも伝えた。

  欧州連合(EU)は米国居住者に対する渡航制限を解除した。EU各国政府は、不要不急の渡航を認める国・地域の「ホワイトリスト」に米国とアルバニア、香港、レバノン、マカオ、北マケドニア共和国、セルビア、台湾を追加することを決定した。

EUが米国を「ホワイトリスト」、隔離措置なしで渡航者受け入れへ

  一方で、カナダは米国との間に設けている不要不急の渡航制限について、少なくとも7月21日まで延長することを明らかにした。

  イタリアは英国から到着した人に対し、5日間の自主隔離と新型コロナ検査を義務付けた。ワクチンを接種した人も対象となる。ドイツでワクチンを少なくとも1回接種した人の割合が人口の50.1%と、半数を超えた。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億7780万人、死者数は385万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計25億5000万回を上回った。

原題:Delta Strain Spreads; Europe Allows U.S. Tourists: Virus UpdateCDC Says Delta Strain Likely to Dominate in U.S.: Virus Update(抜粋)

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