コンテンツにスキップする

【米国市況】株が大幅安、利回り曲線平たん化-米金融当局タカ派傾斜

18日の米株式相場は大幅安。S&P500種株価指数は4日続落し、週間では2月以来の大幅な下げとなった。米金融当局のタカ派的サプライズを受け、今年の市場の主な潮流だったリフレトレードが巻き戻された。

  • 米国株は大幅安、ダウ平均が大きな下げ
  • 米国債、長期債が大幅高-10年債利回り1.44%に低下
  • ドル指数が4週連続高、利上げ巡る高官発言意識
  • NY原油は反発、週間で4週連続高-世界的な需要回復の兆し
  • NY金先物は下落、ブラード総裁が来年に利上げ開始の可能性と発言

  高い経済成長やインフレ高進への期待に結び付いた取引の縮小を背景に、バリュー株のバロメーターとも見なされるダウ工業株30種平均はS&P500種より大幅な下げを記録した。売りはアップルのような大型ハイテク株にも波及し、ナスダック100指数を押し下げた。

  S&P500種は前日比1.3%安の4166.45。ダウ平均は533.37ドル(1.6%)安の33290.08ドル。ナスダック総合指数は0.9%低下。

  JOハンブロ・キャピタル・マネジメントのシニアファンドマネジャー、ジョルジョ・カプト氏は「リバースローテーションが続いている」と指摘。「タカ派寄りの米金融当局はある時点に来ると、ハイテク株すら含むあらゆる資産にとってマイナスに作用する」と分析した。

Yield curve narrows as traders rethink inflation risks

  米国債市場では長期債が買われ、短期債が売られた。ニューヨーク時間午後4時4分現在、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.44%。短期債利回りは上昇し、米国債イールドカーブのフラット化が加速した。米セントルイス連銀のブラード総裁はCNBCとのインタビューで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が債券購入のテーパリング(段階的縮小)を巡る議論を公式に開始したと語った。

  外国為替市場ではドルが上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は週間ベースで4週連続高となった。来年に利上げを開始するのが適切かもしれないとのブラード氏の発言が材料視された。

  ユーロはドルに対し一時、約2カ月ぶり安値。資源国通貨は米国株安を背景に下落した。ポンドはコロナ感染増加を受けた英国の景気先行き懸念に押され、ドルに対して2カ月ぶり安値となった。

  ドル指数は0.4%上昇。週間ベースでは2%の上昇となった。ドルは対円では0.1%安の1ドル=110円16銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1867ドル。

Euro turns oversold as it retraces toward its YTD low

  ニューヨーク原油先物相場は反発。週間では4週連続の上昇となった。米国での力強い需要の伸びが欧州や新興国市場に波及し、インドでも改善が見られ始めていると、ゴールドマン・サックス・グループは指摘した。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が供給を抑制していることも、引き続き相場を支えている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は60セント(0.8%)高の1バレル=71.64ドルで終了。週間では1%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント8月限はこの日、43セント高の73.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ高進を理由に、来年に利上げが開始される可能性があると述べた。金利上昇は、利子を生まない金の需要低下につながる。ブラード氏の発言を受けてドルが上昇したことで、ドル建ての金の投資妙味も低下した。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前日比0.3%安の1オンス=1769ドルで終えた。スポット相場はニューヨーク時間午後2時8分現在、0.1%未満上げて1774.04ドル。

原題:Stocks Tumble, Yield Curve Flattens Amid Fed Reset: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Front-End Tumbles, Curve Extends Sharp Flattening(抜粋)

Dollar Extends Rally on Fed as Equities Struggle: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises for Fourth Week With Strong Global Demand Ahead(抜粋)

Gold Trades Steady After Bullard Comments on Fed Scaling Back(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE