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FOMCのテーパリング時期が今後の焦点に、金利予測でサプライズ後

  • 8月下旬のジャクソンホールで債券購入の縮小について示唆も
  • タカ派的な金利見通し、テーパリングのタイミングに影響も

今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合は大きな話題となったが、肝心のニュースを葬ったとの声も多い。

  投資家はこれまで何カ月にもわたって、大規模資産購入の縮小開始時期について思いを巡らせてきた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は16日、テーパリング(段階的縮小)に関する議論が始まりつつあると明らかにしたが、当局者らが金利引き上げの時期とペースの見通しを前倒ししたというサプライズの方が大きかった。

FOMC、23年末までに2回の利上げを予想-テーパリング議論へ (4)

  会合から一夜明けた17日には、テーパリングの時期に注目が戻り、新型コロナウイルス対策の緊急景気刺激策を終了し始める用意があることを示唆したツールが、金利予測分布図(ドット・プロット)だった理由を巡り困惑も広がった。

The Fed's New Dot Plot

  元FRBエコノミストで、現在はコーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「インフレを懸念しているのであれば、最初にやるのはテーパリングのレバーを引くことであり、利上げのレバーではないと考えていただろう」と指摘。「全てがやや奇妙だった」と述べた。

  パウエル議長は会合後の記者会見で、債券購入の縮小プロセス開始時期について明言を避けた。ワイオミング州ジャクソンホールで8月に開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで、あるいは9月に、開始が近いとの示唆があり、実際の発表はそれ以降、年末までにあるとアナリストらは予想している。これは今週のFOMC会合前の予想と同じだ。

  金利に関する一段とタカ派的な見通しは、テーパリングのタイミングに影響を及ぼす可能性もある。当局が前回の戦略に倣って、利上げ前に債券購入の縮小プロセスを完了すると見込まれているためだ。しかし、その見方もはっきりしなかった。

  バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏は、FOMCが2023年の引き締めを予想するほど目標に向けて十分に進展が見られたと対話しながらも、「テーパリングが近いのかどうか、あるいはその決定が近いのかどうかについて言えない」というのは奇妙だと話した。

While inflation has soared well above Fed's goal, employment lagging behind

原題:
Fed’s Taper Timing Moves Into Focus After Dot-Plot Surprise(抜粋)

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