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米国株の取引潮流が逆戻り、ハイテク株再び人気に-景気敏感株は不振

  • 大型ハイテク株で構成のNYSE・FANGプラス指数は1.8%高
  • 米金融当局が刺激策縮小の準備を示唆したことがきっかけ

米株式市場で取引の潮流が逆戻りしている。昨年は紛れもない優等生だったハイテク株の人気が、少なくとも一日は戻った形だ。

  米金融当局が16日、刺激策の縮小を準備していると示唆したことを受け、ハイテク株のパフォーマンスはリフレトレードで買われる景気敏感株を再びしのいだ。大型ハイテク株で構成されるNYSE・FANGプラス指数は17日に1.8%高と、今月上旬以来の上昇率を記録。黒字でないハイテク企業のバスケットも上昇した。ラッセル2000グロース株指数はバリュー株指数を約3カ月で最も上回った。一方、米国債利回りは大きく変動した。

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  EPウェルス・アドバイザーズのポートフォリオ戦略担当マネジングディレクター、アダム・フィリップス氏は「利回り曲線の最近の動きは成長見通し低下の兆しと解釈する向きがある」とした上で「成長見通しに陰りが出ると、投資家はグロース株の性格を持つ銘柄に再び引き寄せられる」と語った。

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  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に成長の見通しが高まったハイテク株は昨年、猛烈な勢いで上昇した。巣ごもりを余儀なくされた人々が商品を積極的に購入し、在宅勤務でサービスを必要としたためだ。しかし、ワクチン普及で状況は変わり、経済再開で恩恵を受けそうな銘柄への投資意欲が高まった。

  ナショナル・セキュリティーズのチーフストラテジスト、アート・ホーガン氏は「第1四半期と第2四半期の最初の数週間は実際、経済再開に強く反応する景気敏感株の取引が成長株、ハイテク株に置き換わっていた」と指摘。「こうしたローテーションがハイテク株に再び反転したようだ」とした上で、景気敏感株は人気が高かったため株価がかなり上昇していたと説明した。

  17日はゴールドマン・サックスが集計する経済再開関連銘柄のバスケットは一時3%余り下落し、5月中旬以来最大の下げとなった。銀行と素材はそれぞれ2%余り値下がりした。一方、巣ごもり関連銘柄のバスケットは約1.6%の上昇となった。

原題:
Old World Order Is Back in Stocks as Reopening Trade Takes Lumps(抜粋)

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