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【米国市況】ハイテク株高い、長期債急伸-リフレトレード後退

更新日時

17日の米金融市場では、大型テクノロジー株や長期国債など比較的低迷していた資産が値上がり。今年の大部分において台頭していたリフレトレードは後退した。米金融当局は前日、緩和策縮小を準備していることを示唆した。

  • 米国株、大型ハイテクに見直し買い-リフレトレード後退
  • 米国債、長期物が急反発-10年債利回り1.51%に低下
  • ドル指数5日続伸、対円では下げ-金利予測を消化
  • NY原油は反落、ドル高で商品が全面安
  • 金が大幅安、1800ドル割れ-米金融当局のタカ派姿勢で

  景気敏感株へのローテーションが巻き戻され、アップルやエヌビディア、マイクロソフトなどが上昇。ナスダック100指数は最高値を更新し、ナスダック総合指数は0.9%上昇した。

  一方でS&P500種株価指数は前日比0.1%未満安い4221.86、ダウ工業株30種平均は210.22ドル(0.6%)安の33823.45ドルとなった。

S&P 500 is having best day since March versus equal-weight version

  フェイト・キャピタル・マネジメントのポートフォリオ・マネジャー、ハリス・クルシド氏は「景気敏感株やその他の経済再開銘柄から資金が流出している。グロース株が全てという相場だ」と指摘。「妥当な価格水準のグロース関連銘柄に資金が戻る様子を目にしている」と語った。

  米国債は長期債を中心に反発し、イールドカーブがフラット化した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.51%。30年債利回りは11.5bp下げて2.09%。

  外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対し上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は5営業日続伸し、昨年3月以来最長の連続高となった。米金融当局の新たな金利予測を消化する動きが続いた。

  ドル指数は0.6%上昇。ドルは対円では0.5%安の1ドル=110円21銭。ユーロは対ドルで0.7%安の1ユーロ=1.1907ドル。節目の1ユーロ=1.20ドルを下回っての推移を続けた。ユーロは「いとも簡単に」1.17ドルに下がる可能性があると、ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏は指摘した。

Dollar rises for fifth day, longest rally since March 2020

  ニューヨーク原油先物相場は約1カ月ぶりの大幅安。米金融当局が前日に緩和政策の早期縮小を示唆したため、ドルが上昇し、ドルで取引される商品の魅力が弱まった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は1.11ドル(1.5%)安の1バレル=71.04ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.31ドル安の73.08ドル。

  ニューヨーク金スポット相場は5日続落し、節目の1オンス=1800ドルを割り込んだ。労働市場への楽観的な見方やインフレ懸念の高まりを受けて、米金融当局が緩和政策の縮小時期を早めるとの思惑から売りが膨らんだ。

  スポット相場はニューヨーク時間午後4時12分現在、前日比2.1%安の1773.67ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は4.7%安の1774.80ドルで終えた。

原題:Big Tech-Long Bond Trade Reasserts Itself on Fed: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Sharply Bull-Flatten as U.S. Reflation Trade Retreats(抜粋)

Dollar Eyes Longest Rally Since March 2020 Shock: Inside G-10(抜粋)

Oil Sinks on Dollar Strength Amid Broader Commodity Selloff(抜粋)

Gold Drops Below $1,800 After Fed Takes More Hawkish Turn(抜粋)

(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
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