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きょうの国内市況(6月17日):株式、債券、為替市場

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●日本株は下落、米金融政策正常化警戒で長期金利上昇-電機や通信安い

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  東京株式相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の正常化に従来予想より早く着手する可能性が示され米長期金利が上昇。電機や情報・通信、サービスや医薬品を中心に幅広い業種が売られた。一方、金利上昇の恩恵を受ける銀行や保険などの金融には買いが入った。

  • TOPIXの終値は前日比12.29ポイント(0.6%)安の1963.57
  • 日経平均株価は272円68銭(0.9%)安の2万9018円33銭

SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト

  • 米金利上昇がハイテクなどの重しとなって一旦売りが出てたが、金融政策正常化に向けた動きは景気が強いことが背景にあり、株式市場には悪いはことではない
  • 米金利の動きで日本株にもインパクトがあったが、市場が材料をこなすまでにいつもよりは時間かかるが金利が短期的に急ピッチで上昇しないことを確認できれば株式市場も底堅い値動きになるだろう
  • 生産面で半導体不足が制約になっているが、為替自体は輸出企業にとっては良い水準までドル・円は上昇しており、今後は自動車、機械、電機には追い風になるだろう

東証33業種

下落率上位サービス、精密機器、医薬品、鉄鋼、情報・通信、機械、電気・ガス
上昇率上位鉱業、保険、銀行、倉庫・運輸、その他金融、空運

●債券下落、米金利上昇受け売り優勢-スティープ化懸念で超長期軟調

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  債券相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を受けて米国の長期金利が急上昇した流れを引き継ぎ、売りが優勢だった。超長期債は外国債券との比較などで魅力に欠け、中期的にイールドカーブが傾斜(スティープ)化するとの見方が出ていた。

  • 新発40年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.75%と、3月4日以来の高水準
  • 新発20年債利回りは0.445%、新発30年債利回りは0.685%といずれも0.5bp高
  • 新発10年債利回りは1.5bp高い0.06%
  • 長期国債先物9月物の終値は24銭安の151円53銭。夜間取引の流れを引き継ぎ売りが先行し、午後には一時151円49銭まで下落した

みずほ証券の丹治倫敦チーフ債券ストラテジスト

  • FOMCのドットチャートで利上げ予想が前倒しとなり、米長期金利の上昇に連動した動きだった
  • 10年金利と20年金利はここもとスティープしていたため、きょうはフラット化に動いた
  • 超長期に関しては需給が悪く中期的にはスティープ化へ進む可能性がある
    • 超長期債は低ボラティリティー中、キャリーロールダウンで相対的な運用が厳しく、ヘッジ付き外債と比較しても魅力に劣る
    • 加えて、選挙日程が固まり経済対策の拡大の可能性が注目され、心理的な重しになりやすい

●ドル・円は4月来の高値圏、FOMC利上げ予想前倒しで-豪ドル反発

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台後半と2カ月半ぶり高値圏。利上げ予想の前倒しなど米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派的な内容を受けてドル買いが先行。その後は米長期金利の上昇が一服する中、上値が重くなった。オーストラリアドルは予想を上回る雇用統計を手掛かりに反発。

  • ドル・円は午後3時2分現在、前日比0.1%安の110円66銭。110円82銭と4月1日以来の高値を付けた後、一時110円61銭まで軟化
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1%高。前日に0.9%上昇した後、一時0.2%続伸する場面も
  • 豪ドル・ドルは0.2%高の1豪ドル=0.7625ドル。2カ月ぶりに0.7600ドルを割り込んだ後、0.7645ドルまで反発

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • FOMCは予想以上にタカ派で、市場の初期反応として米長期金利が跳ね上がりドル全面高というのは分かりやすい
  • ただ、米長期金利は一時の1.8%手前の水準には全く及ばず、ドル・円も3月高値手前で失速しており、冷静に考えればハト派過ぎたFOMC主流派が民間予想に追い付いてきたという解釈に落ち着いてきたのではないか

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • 豪雇用統計が強く、FOMCでテーパリング(資産購入の段階的縮小)の議論が近づいていることが確認された中で、豪ドルも7月の豪中銀会合に向けて現状維持の見方を揺るがす思惑が出やすい
  • 市場では豪中銀の政策正常化は織り込まれていないため、豪ドルは対主要10通貨アウトパフォームしやすく、とりわけ正常化の遠い対ユーロや対円で上昇しやすいとみている
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