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米小売売上高、5月は1.3%減-経済再開による支出先の変化示唆

更新日時

米小売売上高は5月に前月比で減少した。前月までは政府の経済対策による個人給付などに支えられ、2カ月連続で堅調だった。経済活動再開に伴い、支出の対象がサービスへとシフトし始めていることが映し出された。

キーポイント
  • 小売売上高は前月比1.3%減
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.8%減
    • 前月は0.9%増(速報値は前月比横ばい)に上方修正

Tightening the Purse Strings

U.S. retail sales fell more than expected in May

Source: U.S. Commerce Department

  過去1年間は経済対策を背景とした貯蓄の増加で財への需要が支えられ、小売売上高の総額は新型コロナウイルス流行前の水準を大きく上回っていた。5月の小売売上高の減少は、旅行需要の回復や娯楽施設の再開に伴い、財への支出が減速し始めていることを示唆している。

  小売売上高の総額は5月に6202億ドル。コロナ流行前の昨年2月の約5260億ドルを大きく上回る。3-5月の小売売上高は年率で57%増加した。

  5月は主要13分野のうち8分野が減少した。

  自動車を除く小売売上高は0.7%減。自動車・同部品ディーラーの売上高は3.7%落ち込んだ。家具や電気製品、建設資材の各店舗でも減少した。

  一方、飲食店の売上高は1.8%増。ソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)の措置が緩和され、コロナ感染を巡る懸念が和らぐ中、サービスへの支出にシフトしつつあることが浮き彫りになった。小売売上高には旅行や宿泊など他のサービス分野は含まれない。

  衣料品の売上高は3%増。職場の再開や社会活動の増加が反映された。

  飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は0.7%減。前月は0.4%減(速報値1.5%減)に上方修正された。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Retail Sales Drop, Hinting at Shift to Spending on Services(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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