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米中期インフレ期待は8年ぶり高水準、短期は過去最高-NY連銀調査

  • 3年後の予想インフレ率中央値は3.6%、1年後は4%
  • 今週のFOMCで取り上げられる可能性も-金融当局者は動向注視

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ニューヨーク連銀の調査によると、米消費者の中期インフレ期待が5月に上昇し、8年ぶりの水準に達した。

  同連銀の14日の発表によると、3年後の予想インフレ率(中央値)は3.6%と、前月の3.1%から上昇し、2013年8月以来の高水準を記録した。1年後の予想インフレ率も4%と、前月の3.4%を上回り、過去最高を記録した。

Medium-Term Inflation Jumps

Inflation expectations at the three-year horizon rise to 3.6% from 3.1%

Source: Survey of Consumer Expectations, Federal Reserve Bank of New York

Note: Median expectations

  こうしたデータは今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で取り上げられる可能性がある。金融当局者はインフレ期待の指標について、実際のインフレ率を決定する主な要因と考えており、その動向を注視している。

  ニューヨーク連銀は発表文で、「特に中期のインフレ期待の上昇ペースはここ数カ月、短期のインフレ期待の伸びを下回っており、1年と3年の予想インフレ率中央値の差(0.4ポイント)は最高水準だ」と指摘した。

  インフレタカ派は予想インフレ率の上昇が価格設定行動に組み込まれるリスクを指摘する可能性がある。一方で、中期の予想インフレ率の伸びが短期の予想インフレ率の伸びを下回っている点について、現在の物価上昇は経済活動再開に伴う一過性のものであるとの見方を支える根拠だとする声がハト派から上がりそうだ。

Commodity Price Change Expectations Surge

Americans see food and rent costs rising to new record levels

Source: Survey of Consumer Expectations, Federal Reserve Bank of New York

原題:
U.S. Inflation Expectations Rise to New Highs in N.Y. Fed Survey(抜粋)

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