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米中外交トップが電話会談、新型コロナウイルスの起源など巡り応酬

  • ブリンケン氏はコロナ発生源を巡る新たな調査を認めるよう求めた
  • 楊氏は台湾問題や新型コロナで慎重な対応を米国に要求

ブリンケン米国務長官は11日、中国外交トップの楊潔篪共産党政治局員と電話会談を行い、新型コロナウイルスの発生源を巡る専門家主導の新たな調査を認めるよう求めた。一方、楊氏は武漢の研究所からウイルスが流出したという説を不条理だと一蹴した。双方の声明などで明らかになった。

  米国務省の声明によると、ブリンケン氏は「WHO(世界保健機関)が中国で2度目の専門家調査を行う必要性を含め、ウイルスの起源に関する協力と透明性の重要性」を強調した。これに対し楊氏は、中国側も協力は支持するが、中国を中傷しようとするような行為は容認しないと応じたという。国営中央テレビ(CCTV)が報じた。

米国とEU、新型コロナ発生源の再調査を支持へ-声明草案 (1)

China’s Top Diplomat to Visit Russia for Strategic Talks

楊潔篪氏

写真家:フレデリック・J・ブラウン/AFP/ゲッティイメージズ

  両氏が言葉を交わしたのは、今年3月に米アラスカ州で行われた対面での会談以来。同会談で両氏は、テレビカメラの前で非難の応酬を繰り広げた。

  今回の電話会談で楊氏は、米中関係を正しい方向に戻すよう米国側に促し、対話と協力が米中関係の規範であるべきだと訴えた。

  また楊氏は米側に対し、台湾に関連する問題については慎重に取り扱うよう求め、米国が人権問題を利用して他国の内政に干渉すべきではないと述べた。

  米国務省によると、ブリンケン氏は朝鮮半島の非核化に向けた米中の協力なども呼び掛けた。また両氏は「イランやミャンマー、気候問題など共通のグローバルな課題」についても意見交換したという。

原題:
U.S. Presses China on New Covid-19 Study as Beijing Resists(抜粋)

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