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ビットコイン、先物が現物価格上回る状態は弱気シグナル-JPモルガン

  • 「バックワーディション」はビットコイン需要の弱さ反映-リポート
  • 仮想通貨市場全体でのビットコインのシェア低下も懸念すべき傾向

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは5月の暴落後やや持ち直しているが、その脆弱(ぜいじゃく)性に対する疑念はまだ払拭(ふっしょく)されていない。

  ビットコインは10日に一時3万8407ドルまで上昇したが、JPモルガン・チェースのストラテジストらはスポット価格が先物価格を上回っている「バックワーデーション」の状態は懸念材料だと指摘する。

  ニコラオス・パニギリツオグル氏らストラテジストはリポートで、「最近数週間にバックワーデーションが復活したことは弱気相場を示唆する兆候だと考えている」とした上で、仮想通貨市場全体でのビットコインのシェア低下も懸念を呼ぶトレンドだと付け加えた。

  JPモルガンはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物と現物のスプレッドの21日移動平均に基づいた分析の結果、ビットコイン先物のカーブは2018年の大半においてバックワーデーションの状態にあったと指摘。同年にビットコインは74%下落した。バックワーデーションは「異常な展開であり、機関投資家からのビットコイン需要が現時点でいかに弱いかを反映している」と分析した。機関投資家はCME上場のビットコイン先物を取引する傾向がある。

Bitcoin stuck in a range and JPM flags bearish futures signal

  コインゲッコーのデータによると、仮想通貨の時価総額全体に占めるビットコインの割合は現在約42%で、年初の約70%から減少している。

  JPモルガンのストラテジストは9日のリポートで、現在の弱気相場が終わったと主張するにはビットコインのシェアが50%を超える必要があるかもしれないとの見方を示した。

原題:
Bitcoin Futures Are Flashing a Warning in JPMorgan Analysis (1)(抜粋)

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