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自民・岸田氏が「格差是正」テーマに議連、安倍・麻生氏ら145人出席

自民党の岸田文雄前政調会長は11日、格差是正のための再分配を重視した経済政策を検討する議員連盟を設立した。全派閥から議員が参加し、総会には最高顧問に就任した安倍晋三前首相と麻生太郎財務相のほか、甘利明税制調査会長ら計145人の議員が出席した。

  岸田氏は「アベノミクスによって私たちの経済は大きく変化した」とした上で、「これからは成長の果実を多くの人々に享受してもらうかが大変重要になってくる」と指摘。中間層への所得分配による格差是正について議論を進める考えを示した。

  昨年9月の党総裁選に立候補した岸田氏は、二階派のほか細田派、麻生派など主要派閥の支持を受けた菅義偉首相に大差で敗れた。最近は次の総裁選にも「チャンスがあれば挑戦したい」と意欲を見せており、派閥横断の議連で経済政策をまとめ、存在感を示したい考えだ。

  設立総会で安倍氏は、アフターコロナの日本を考える議連のトップとして「岸田氏はふさわしい人材だ」と発言。麻生氏は、会場に集まった議員を前に「政策よりも政局の顔がやたら見えるので、こちらもなんとなくそういう感じがする」と語った。

  菅首相の自民党総裁としての任期が満了する9月末を控え、安倍氏周辺で議連設立の動きが活発化している。安倍氏は4月に発足した原子力発電所の建て替え(リプレース)推進議連で顧問、5月に設立された半導体戦略推進議員連盟では麻生氏と共に最高顧問に就いた。原発建て替え推進は安倍氏に近い稲田朋美氏、半導体戦略は甘利氏が議連会長に就任した。

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