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きょうの国内市況(6月10日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXは小幅続落、米CPI発表前に買い控え-通信や銀行が安い

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  東京株式市場でTOPIX(東証株価指数)は小幅安となり続落。今晩の米消費者物価指数(CPI)発表を前に、買い手控えムードが広がった。米景気の回復ペースが減速する懸念から情報・通信や自動車の一角が下落。米長期金利の低下を受けて、銀行などの金融も安かった。一方、精密機器や電機、サービスなどの成長銘柄は上昇した。

  • TOPIXの終値は前日比0.41ポイント(0.02%)安の1956.73
  • 日経平均株価は97円76銭(0.3%)高の2万8958円56銭

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

  • 今晩の米CPI発表を控えて、あまり大きな動きにはつながらないだろう
  • 米中の貿易ニュースで、日経平均は一時2万9000円台を回復する動きもみられ緊張緩和ということでポジティブに受け取っている。トランプ前大統領時代には対立が激しかったハイテク関連には連想で買いが入りやすい
  • 米インフレ懸念はまだあるが過度な警戒は時間経過とともに和らぎ、テーパリング議論開始がアナウンスされて金融政策はゆっくり正常化に向かい、市場に大きな混乱はないとみている

東証33業種

下落率上位水産・農林、銀行、建設、石油・石炭、非鉄金属、空運、鉱業
上昇率上位海運、パルプ・紙、精密機器、鉄鋼、ガラス・土石、医薬品

●債券上昇、米金利の低下受け買い優勢-長期金利は4カ月半ぶり低水準

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      債券相場は上昇。長期金利は4カ月半ぶりの低水準をつけた。米国の10年債利回りが低下したことや、この日の流動性供給入札の結果が良かったことで買い圧力が強まった。先物の限月交代に向けた買いも相場を押し上げた。

    • 新発10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.045%と1月29日以来の低水準
    • 新発20年債利回りは0.42%と1bp低下。新発30年債利回りは一時1.5bp低下の0.65%
    • 長期国債先物6月物の終値は18銭高の151円89銭。米長期金利低下の流れを引き継ぎ朝方から買いが先行。午後に一段高となり、一時151円92銭まで上昇した

    野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

    • 米長期金利が米国市場に続き時間外取引でも低下したことで、CTA(商品投資顧問会社)が機械的に先物買いを入れており、現物債もつれて買われた
    • 流動性供給入札の結果が良かったことも買い材料
    • 10年債利回りは昨年の中心的な水準である0.03%辺りが一つの下限か

    パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

    • 先物は限月交代に伴う買い戻しやCTAの買いが入ったのかもしれない
    • 海外金利が想定以上に下がったので様子見していた投資家も買い始めたようだ
    • 先物の限月交代後も買いが続くか疑問で金利低下はそろそろ一服か

    流動性供給入札

    • 対象は残存期間5年超15.5年以下
    • 最大利回り格差がマイナス0.016%、平均利回り格差はマイナス0.017%
    • 応札倍率は4.42倍と同年限の前回入札の4.28倍を上回る

    ●ドル・円は109円台半ば、米CPIを控えて動けず-ユーロ軟調

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      東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台半ばで推移。実需の売りや米中関係改善を期待した中国人民元買い・ドル売りでやや弱含んだ後は、海外時間に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて動意薄となった。ユーロは欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表を前に弱含み。

    • ドル・円は午後3時14分現在、前日比0.1%安の109円49銭。109円68銭を高値に109円48銭まで軟化し、その後もみ合い
    • ユーロ・ドルは0.1%安の1ユーロ=1.2166ドル。ユーロ・円は0.3%安の1ユーロ=133円20銭

    あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

    • 仲値まではドル買いもあって支えられたが続かず、米中の話で人民元が大きく買われたことがドル売り材料になり、ドル・円が下げている面も
    • 米CPIは予想を上回っても、米金融当局はインフレは一時的とのスタンスを変えていないし、悪ければ実際にインフレは予想ほど進んでいないとなるため、きょうのところは米金利低下でドルが売られやすい材料になりそう
    • ECBはラガルド総裁らが今の債券購入ペースの維持を示唆しているし、コンセンサスは変更なし。ユーロもそれを織り込んで高値から落ちてきているので、予想通りの結果だとあまり動かないかもしれない
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