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中国の2021年消費者物価上昇率、2%下回る見通し-人民銀総裁

更新日時
  • 易総裁がフォーラム「陸家嘴論壇」で発言-政府目標は3%前後
  • 中国経済は合理的な範囲内、物価も制御可能-金利は適切な水準に

中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10日、今年の消費者物価上昇率が2%未満にとどまるとの見通しを示した。実際にそうなれば3%前後とする政府目標を下回ることになる。

  易総裁は上海で開かれているフォーラム「陸家嘴論壇」で、中国経済が潜在的な水準に近い合理的な範囲内で推移しており、物価も全般的に制御可能だと指摘。金利は引き続き適切な水準にあり、他の途上国・新興国の金利に比べてなお低いと述べた。

People's Bank of China Governor Yi Gang Exclusive Interview

中国人民銀行の易綱総裁

  同総裁は「国外の新型コロナウイルス感染症流行状況や経済の回復、マクロ政策を巡る不確実性は残っており、われわれはあらゆる方面からインフレやデフレ圧力への警戒を緩めてはならない」と話した。今年に入り生産者物価の上昇が目立つ点については、比較対象の前年水準が低かったことも一因だと語った。

But consumer price rises are still muted

  また、中国経済が高速成長から質の高い発展に軸足を移す中で、潜在成長率は今後鈍化するとの見通しを示した。人口の高齢化がインフレ抑制に寄与する一方で、グリーンエネルギーへの転換でインフレ圧力を高める可能性もあるとした。

  人民元に関しては基本的に安定維持すると述べた。

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原題:China’s Central Bank Governor Sees Inflation Below Target (1)(抜粋)

(易総裁の発言を追加して更新します)
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