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G7ワクチン10億回分追加供給へ、来年終息目標-サミット声明案

更新日時
  • パンデミックを来年12月までに終息させる計画の概要が盛り込まれた
  • グローバルサプライチェーンでの国家主導の強制労働問題に取り組む

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主要7カ国(G7)首脳は、世界の成人の80%をカバーする新型コロナウイルスワクチン接種に向け、今後1年で最低10億回分のワクチンを追加供給すると表明する見通しだ。英南西部コーンウォールで11-13日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)の声明案をブルームバーグ・ニュースが確認した。

  新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)を2022年12月までに終息させる計画の概要が声明案に盛り込まれた。最終的に確定した内容ではないが、サミットでの最終段階の協議の基礎となる。

  声明案によれば、G7首脳は太陽光発電パネルや衣料品セクターを含め、グローバルサプライチェーンでの国家が主導する人種的マイノリティーの強制労働問題について、取り組みを強化する姿勢を打ち出す。声明案は中国を名指ししていないが、同国による新疆ウイグル自治区での人権侵害が世界の批判を集めている。

  さらにコロナウイルスの起源に関し、透明性の高い調査・研究を世界保健機関(WHO)が新たに招集することを求め、ロシアに対しては、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による攻撃や他のサイバー犯罪、暗号資産(仮想通貨)を使って身代金の資金洗浄を実行する国内グループの責任を追及するよう求める。

  イランについては、2015年の核合意の完全な再建に向けた最近の協議を歓迎する一方、非国家武装勢力などを利用する動きへの非難を盛り込む。

  声明案の他の主な内容は次の通り。

  • ワクチン輸出への不必要な貿易制限の撤廃にコミット
  • G7は回復が確実に定着した段階で、財政の長期的な持続可能性を確保する必要性を強調
  • 各国でのワクチン接種の認証を含む国際旅客の共通基準を支持
  • 温室効果ガスの排出量実質ゼロの自動車への移行加速にコミット
  • 開発途上国のグリーントランジション(環境に配慮した持続可能な社会への移行)で新たな資金支援を約束
  • 温室効果ガスの排出量削減の促進に向け、カーボンプライシング(炭素への価格付け)およびカーボン市場の可能性を評価

原題:G-7 Plans 1 Billion Extra Covid Shots to End Pandemic Next Year(抜粋)

(声明案の内容を追加して更新します)
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