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ゲームストップ新CEOにアマゾン出身者-新株計画で株価下落

更新日時
  • 取引巡るSECの調査で任意での情報提供求められる
  • 2-4月の売上高は市場予想上回る-5月も大幅増収

ビデオゲーム販売の米ゲームストップは9日、経営と財務のトップにアマゾン・ドット・コムの出身者2人を起用する人事を発表するとともに、数百万株の新株発行を伴う資金調達計画を明らかにした。実店舗チェーンの同社を電子商取引企業に転換する取り組みの一環。

  発表文によると、アマゾンのオーストラリア事業を統括していたマット・ファーロング氏が6月21日付で最高経営責任者(CEO)に就任する。また、アマゾンでの勤務経験が長いマイク・レキュペロ氏が7月12日付で最高財務責任者(CFO)に就く。

ゲームストップに関するブルームバーグの報道

Markets: The Close.” (Source: Bloomberg)

  ゲームストップは「アット・ザ・マーケット(ATM)オファリング」と呼ばれる手法で最大500万株の新株をジェフリーズを通じて売却する計画を開示した。株式希薄化の見通しを受け、ゲームストップの株価は時間外取引で一時14%安の261.61ドルとなった。 

  同社はさらに、米証券取引委員会(SEC)スタッフから、「当社や他社の証券の取引を巡るSECの調査に関連し、任意での書類提出と情報提供」を求められたことも明らかにした。調査による同社への悪影響は想定していないという。

A planned stock offering weighed on GameStop shares Wednesday

  ネットの情報拡散に個人投資家が呼応する「ミーム銘柄」の代表格であるゲームストップの株価は今年に入って1500%余り急騰している。

  経営陣刷新は9日の年次株主総会で会長に就任したアクティビスト(物言う投資家)のライアン・コーエン氏が描くビジョンの一部だ。ただ同氏はこの日の総会で「多くの作業がある」とした上で、「前進する中で、われわれの発言ではなく行動でゲームストップを判断してほしい」と語り、経営好転には時間がかかるとの認識を示した。コーエン氏は現在、同社株13%を保有し、取締役会に3人送り込んでいる。

  この日発表した2-4月(第1四半期)決算では、売上高が12億8000万ドル(約1400億円)と、アナリスト予想の11億7000万ドルを上回った。一部項目を除いた1株損益も45セントの赤字と、アナリスト予想(71セントの赤字)より小幅にとどまった。

  5月の売上高が前年同月比27%増加したことも明らかにしたが、新株発行とSECの調査に関するニュースが楽観ムードをそぐ結果となった。

原題:GameStop Taps Amazon Vet as CEO; Share-Sale Plan Sinks Stock (2); GameStop Files for At-The-Market Offering via Jefferies(抜粋)

(株価を更新し、6段落目にコーエン氏の発言を追加して更新します)
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