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ウィーン氏、S&P500が年内4500との予想維持-ビットコイン好まず

  • インフレ圧力は米金融当局の見通しより長引くと予想
  • 「現時点ではビットコインの大ファンでない」-インタビューで語る

ブラックストーン・グループのバイロン・ウィーン氏は米経済が回復しインフレが抑制され続けることで、米国株が2カ月にわたる停滞を抜け出して記録的な上昇相場を再開するとの見通しを示した。価値保存の手段としてはビットコインよりも金が望ましいとした。

  ブラックストーンのプライベートウェルス・ソリューションズ・グループ副会長を務めるウィーン氏はS&P500種株価指数について、年内のどこかの時点で4500に達するとあらためて予想した。同氏は1月にこの見通しを示していた。8日終値から約6%上昇することを意味する。

  米消費者物価の上昇に関して連邦準備制度が一時的との見方を示しているのに対し、ウィーン氏はインフレ圧力が持続し米10年国債利回りは現在の1.5%程度の水準から上昇するとみている。

  ウィーン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「連邦準備制度と同じ意見を持ち、インフレは一過性だと言う人が多いが、私の意見は違う」と語り、インフレ率は「2%から3%の間で推移し、マーケットはそれに対処できるだろう」と述べた。

Byron Wien sees 2% Treasury rates, S&P 500 hitting 4,500 this year

  S&P500種は今年に入ってから10%余り上昇したが、インフレの脅威が成長見通しに及ぼす影響をトレーダーが測ろうとする中、ここ数週間は停滞している。

  ウィーン氏は物価上昇圧力が続くかもしれないが、制御不能になって景気拡大を脱線させるとは予想していないと語った。

  同氏は「連邦準備制度が厳しい姿勢で臨む必要となるほどインフレが高くなるとは思わない」と説明した上で、向こう数年以内に「連邦準備制度は金利を引き上げるか、あるいは緩和策をやめるだろうが、経済は前進し続けられると思う」と述べた。

  ビットコインについては、あまりにも不安定で、投資理論の根拠となる明確なファンダメンタルズが欠如していると指摘。資金を投じることに消極的な姿勢を示した。

バイロン・ウィーン氏が「ブルームバーグ・マーケッツ」で金とビットコインの関係について語る

  ウィーン氏(88)は「現時点では私はビットコインの大ファンではない」と述べ、「それについて研究してきたが、私が購入に踏み切れないのは高齢が理由なのではないかと思う」と語った。

ブラックストーンのプライベートウェルス・ソリューションズ・グループのバイロン・ウィーン副会長が2021年の経済予測について語る

原題:
Byron Wien Sticks to 4,500 Target for S&P 500, Shuns Bitcoin(抜粋)

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