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【新型コロナ】「デルタ」、シンガポールで優勢に-毒性強いとWHO

更新日時
  • 豪メルボルン、11日から2週間ぶりに制限緩和
  • 韓国、タイなどと接種完了者を対象とする「トラベルバブル」目指す

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米国と欧州連合(EU)は、新型コロナウイルスの起源に関して相反する見方が出ていることを受けて、発生源を調査する新たな取り組みを支持する。ブルームバーグ・ニュースが声明の草案を確認した。米国とEUは今月開く首脳会談での声明採択を望んでいる。

米国とEU、新型コロナ発生源の再調査を支持へ-声明草案 (1)

  米国務省は8日、日本やフランス、カナダ、ドイツを含む多数の国・地域への渡航警戒レベルを4段階の上から2番目であるレベル3の「渡航を再検討」に引き下げた。従来はレベル4の「渡航中止」だった。

米国、日本への渡航警戒レベル引き下げ-「中止」から「再検討」に (1)  

  大統領の首席医療顧問である米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長はインドで最初に特定された新型コロナの変異株「デルタ」がワクチン接種率の高い英国でも急速に広がっていると述べ、米国の各州に警戒を呼び掛けた。

  世界保健機関(WHO)は週報で、変異株「デルタ」は英国で最初に報告された「アルファ」など従来の変異株と比べて感染力が著しく強いほか、毒性も強いとみられるとの分析結果を明らかにした。それによると、デルタに感染した人が入院する可能性は従来の変異株より2.6倍高いという。

  米ファイザーとドイツのビオンテックは、12歳未満を対象とした新型コロナワクチンの臨床試験を第2/3相に進める。両社の8日発表によると、第2/3相試験は数週間以内に開始する予定。

ファイザーとビオンテック、コロナワクチン12歳未満向けで後期試験へ

  バイデン米大統領とジョンソン英首相は英国での先進7カ国(G7)首脳会議で、低所得国へのコロナワクチン提供拡大で一致を目指す計画。

  オーストラリアのメルボルンで5月28日から続いていたロックダウン(都市封鎖)が今週11日から緩和されることになった。夜間外出が解禁されるほか、小売店や学校が再開し、屋外での集まりは10人まで許可される。

  韓国は新型コロナ対策の隔離措置なしで相互のグループ旅行を可能にする「トラベルバブル」をシンガポールやタイ、台湾、グアム、サイパンと7月にも結ぼうとしている。ただ、ワクチン接種完了者が対象になる。

  シンガポールでは8日の新規国内感染症例が4件と、今週に入って低水準が続いている。同国の制限措置は13日の後に緩和される可能性がある。ただゲノム解析により、同国内で変異株「デルタ」が優勢になったことが明らかになった。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億7380万人、死者数は374万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計21億9000万回を上回った。

原題:Delta Dominant in Singapore; EU Backs Origin Study: Virus Update(抜粋)

(シンガポールや韓国などの情報を追加して更新します)
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