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米とEU、航空機と金属で和解へ-トランプ時代の報復関税撤廃で

更新日時
  • 米EU首脳会談が15日にブリュッセルで開催される
  • 政府補助金など航空機の問題、7月11日までに解決策見いだす

欧州連合(EU)指導者らとバイデン米大統領は来週行われる首脳会談で、年内に鉄鋼・アルミニウム関税を撤廃して貿易を巡る対立を解消させる方針を表明する。

  ブルームバーグ・ニュースが確認した最終的な取りまとめの草案で明らかになった。米EU首脳会談は15日にブリュッセルで開催される。

  草案によれば、EUと米国は20年近くにわたって続く航空機紛争の解決についても来月に合意する見通し。この紛争はトランプ前政権時に悪化し、米国とEUが報復関税で応酬する事態に発展した。

  草案によると、米国とEUはボーイングとエアバスへの違法な政府補助金など航空機問題について、7月11日までに解決策を見いだすと表明する。既に双方は和解を促すため、7月まで航空機関税を停止することで合意している。

  鉄鋼とアルミ関税についても、12月1日までの撤廃に向けて双方が取り組むことが草案に明記された。米国は2018年、国家安全保障を理由に欧州から輸入される金属に関税を賦課。これに対しEUはハーレーダビッドソンのオートバイやリーバイ・ストラウスのジーンズ、バーボンウイスキーなどさまざまな米ブランド品28億ユーロ(現在のレートで約3700億円)相当に報復関税をかけた。

  この草案は米とEUの双方が確認しており、最終的な声明に近い内容と言える。ただ変更の可能性もまだある。

原題:U.S. and EU to End for Good Trump’s $18 Billion Tariff Fight (1)(抜粋)

(4段落目以降に草案の内容を追加して更新します)
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