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米求人件数またも過去最高-自発的離職も増加、転職の活発化示唆

更新日時

4月の米求人件数と自発的離職者数はともに、2000年の統計開始後で最高に達した。新型コロナウイルス関連の制限が緩和されて経済が勢いを増す中、人材確保や転職の動きが強まっていることが浮き彫りになった。

キーポイント
  • 米求人件数は930万件に増加、過去最高を更新
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は820万件
    • 前月は830万件(速報値812万件)に上方修正
Number of unfilled positions surged to record, hiring remained steady

  米労働省の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数の増加は広範な業界・業種に及んだ。自発的離職者は400万人に増加し、離職率は2.7%に上昇。別の働き口が見つかるとの確信が労働者の間で強まっていることを示唆した。

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  経済の再開を受けて企業は人材採用に動いているが、育児や根強い健康への懸念、技能のミスマッチ、手厚い失業保険給付などを背景に、一部は労働力人口から外れたままとなっている。求人件数は雇用された労働者を320万件上回り、その差は過去最大となった。

  人材確保はここ数カ月でますます大きな課題となっており、半数に上る州は人々に職探しを促す取り組みとして、連邦政府の失業保険給付上乗せを早期に打ち切る計画を示している。一方で雇用主は、人材を獲得するためにボーナスの支給や賃上げ、健康保険など福利厚生の充実に動いている。

  コロナ禍で最も打撃が大きかった宿泊・食品サービスでは、求人が34万9000件増加。過去最大の伸びで、4月の増加分の35%を占めた。同業界で雇用された労働者は23万2000人増加した。

  製造業では求人件数が過去最高となったが、雇用された労働者の数は減少した。小売り、卸売りなども過去最高の求人件数を記録した。

The quits rate in the U.S. is at a record high as the economy reopens

原題:Job Openings in U.S. Jump to Fresh Record High of 9.3 Million(抜粋)、U.S. April Job Openings Rose to 9.286M, Above Estimate(抜粋)

(統計の詳細を追加します)
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