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米、戦略物資調達で包括戦略-半導体やレアアース、EV電池

更新日時
  • 永久磁石への関税上乗せにつながる輸入影響調査を商務省が検討
  • 商務長官と運輸長官、農務長官を中心にタスクフォースを新たに設置

バイデン米政権は8日、半導体やレアアース(希土類)、電気自動車(EV)用電池、医薬品という重要品目のサプライチェーン確保に向け、包括的な戦略を発表した。その一環として、ハイテク製品に用いられる「ネオジム磁石」への関税上乗せにつながる輸入影響調査を商務省が検討する。ホワイトハウス当局者が明らかにした。

  バイデン政権は、景気回復に影響しかねない短期的なサプライチェーンのボトルネック(障害)に対処するため、レモンド商務長官とブティジェッジ運輸長官、ビルサック農務長官を中心とするタスクフォース(特別チーム)を新たに設置する。

  タスクフォースは、住宅や建設、半導体、運輸、農業、食料といった分野の需給ミスマッチへの対応に重点を置く。ホワイトハウスが評価と提言の包括的リストを盛り込んだ報告書を公表した。

  ホワイトハウスの監督の下、複数の政府機関がサプライチェーンの脆弱(ぜいじゃく)性に関する調査を実施し、目先の問題への対処だけでなく長期的な不足を回避することを目的に今回の戦略が策定された。

  さらに緊急行動の一環として、EVやミサイル誘導などに利用されるネオジム磁石など、永久磁石の輸入について、米国の国家安全保障を損なっていないか判断するため、調査を開始するかどうか商務省が評価を行う。レアアースを原料とするこれらの永久磁石は、中国が最大の生産国となっている。

  通商拡大法232条は、外国からの輸入が国家安全保障の脅威になると商務省が証拠に基づいて判断すれば、議会の同意なしに追加関税など輸入調整のための是正策を実施する権限を米大統領に認めている。

Source: Bloomberg

Inside A GlobalFoundries Semiconductor Manufacturing Facility

シリコンウエハーの製造拠点(ニューヨーク州マルタ)

原題:Biden Unveils Supply-Chain Plan to Boost Medicine, Chip Output(抜粋)

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