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米株式市場に「ガンマスクイーズ」か-大荒れの個別株、動かない指数

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米国株が最近、なぜこうも異なる2つの面を見せているのか。背景には、かつてほとんど知られることがなく、ここへきて影響力を増しつつあるオプション市場のダイナミクスがあるかもしれない。

  映画館チェーンAMCエンターテインメント・ホールディングスのような、いわゆる「ミーム銘柄」を巡る狂騒で、トレーダーはこれまでにないほど振り回されている。一方で指数レベルでは、株式相場はここ数年で最も「なぎ」の状態にある。S&P500種株価指数の変動率が極めて小さい日が続いており、その期間は2017年以降で最長だ。

  トールバッケン・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・パービス最高経営責任者(CEO)ら専門家はこうした状況を、デリバティブ市場での行動、および株価指数の場合は行動の不足で説明できると言う。  

Index options and VIX futures activity remains below pre-Covid levels

  オプションディーラーはこの1年、エクスポージャーをヘッジする中で株価を動かしてきたと批判されることが増えている。こうしたディーラーが「ガンマスクイーズ」のような現象を引き起こしているとの見方だ。ガンマスクイーズとは、ディーラーが売りのエクスポージャーとのバランスを取るために株価が上昇している銘柄を購入する状況を意味する。これにより株価は一段とつり上がり、一層の買いを迫られるとの指摘がある。

  パービス氏は週末のリポートで「指数のボラティリティーポジションは縮小しており、今年に入ってからの(指数レベルの)相場動向が一部で大荒れ状態を免れていることは、それで説明できる可能性がある」と指摘。「一部に急激な動きはあるものの、指数のガンマスクイーズを伴っているようには思えない」と分析した。

原題:
‘Gamma Squeezes’ Are In Play as Options Drive a Two-Faced Market(抜粋)

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