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ウォール街のフロリダへの大移動、空前のオフィス開発ラッシュ呼ぶ

新型コロナウイルス感染拡大を受け、フロリダ州ウエストパームビーチへと最初に大規模な移動を行ったのはニューヨークの金融関係者だった。。今起きているのは、そうした人たちが入るオフィスへの投資ラッシュだ。

  ゴールドマン・サックス・グループやヘッジファンド運営のポイント72アセット・マネジメントといった企業がウエストパームビーチに拠点を設けたことを受け、かつては避寒者や引退した人たちが暮らす場所として知られていたこの地が突如、商業用不動産の活気ある市場へと変貌した。

  その最前線に立っているのは、NYマンハッタンに本社を構える不動産開発会社リレーテッドだ。同社はウエストパームビーチで投資を加速させ、現在では市内ビジネス街オフィス物件の約3分の1を押さえている。

  コロナ禍に伴う制限措置が緩和され、ニューヨークで働いてきたバンカーがオフィスタワーに呼び戻される中でも、南フロリダのこの活況は続くという見方が背景にある。コロナに伴う規制が相対的に緩く、州所得税の徴収がない上に住宅価格も比較的安いこの地域には昨年、数千人が押し寄せた。しかし、ウエストパームビーチのビジネス街には、今のところエンパイアステートビル1棟分をわずかに上回る程度のオフィススペースしかない。

  パームビーチ郡ビジネス開発委員会の責任者、ケリー・スモールリッジ氏は「パンデミック(感染の世界的大流行)は、ビジネスがどこにいてもできることを企業幹部に示した」と指摘。「不動産開発会社は、今見られている増加分を収容できるスペースの開発構想を練っているところだ。非常に活気がある」と述べた。

West Palm Rosemary Square HANDOUT

フロリダ州ウエストパームビーチのローズマリー・スクエア

Source:Indiehouse Films for Roisemary Square

  リレーテッドはポイント72が入居するオフィスタワー「360ローズマリー・スクエア」の開発をこのたび完了した。周辺に店舗や住宅を配置する大規模プロジェクトの一環。リレーテッドは新たな施設にも近く着工する計画だ。

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原題:Wall Street’s Palm Beach Foray Fuels Developer Office Rush (1)(抜粋)

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