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デジタル通貨、個人預金の多くが移行するシナリオを英中銀がモデル化

  • デジタル通貨巡り対応しなくてはならない大量の問題-ベイリー総裁
  • まだ予備調査段階、「導入され得るまでには何年もかかる」-副総裁

政府がデジタル通貨の発行を開始した場合、リテール銀行に預けられている消費者預金の大きな部分がデジタル通貨に移行する可能性がある。イングランド銀行(英中銀)が同問題に関する審議文書で示唆した。

  イングランド銀は、リテール銀行セクターにデジタル形式の通貨を導入した場合の影響をモデル化。シナリオの一つでは、全預金の2割がデジタル通貨に移行することを想定し何が起こるかを考察した。同中銀によれば、現金の大規模な再配分が起きれば、マネーマーケットに影響を及ぼす可能性がある。

  イングランド銀行のベイリー総裁は発表資料で、「世界ではますますデジタル化が進んでおり、支払い方法や通貨の使用方法は急速に変化している」と指摘。「ステーブルコインが支払い手段となる可能性や新たに提案されている中央銀行デジタル通貨(CBDC)は、中銀や政府、社会全体が慎重に検討し、対応しなくてはならない大量の問題を生み出した」との認識を示した。

  カンリフ副総裁は7日、英スカイニューズとのインタビューで、デジタル・ポンドが登場するとすれば、銀行経由ではなく消費者に対して直接発行されることになるだろうと述べた。

  デジタル通貨の導入時期についてカンリフ氏は、イングランド銀ではまだ予備調査の段階であり「こうしたものが導入され得るまでには何年もかかる」と言明した。

原題:BOE Models Big Shift Toward Digital Currency Bank Reserves (1)(抜粋)

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