コンテンツにスキップする

【米国市況】株反発、国債利回りとドル指数は大幅低下-雇用統計受け

4日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は過去最高値をわずかに下回る水準となった。5月の米雇用統計が雇用者数の伸び加速を示し、経済への信頼を高めた。一方で、平均時給の増加は新たなインフレ懸念材料となった。

  • 米国株は反発、過去最高値近辺-ハイテク好調
  • 米国債は大幅反発、10年債利回り1.56%に低下
  • ドル指数が1カ月ぶりの大幅低下、ドル・円109円台半ば
  • NY原油先物、反発-週間では2週連続の上昇
  • NY金先物、反発-米雇用統計受け緩和縮小懸念が後退

  S&P500種の業種別指数では情報技術が最も大きく上昇。マイクロソフトやアップルといった大型株が買われたことから、ナスダック100指数は2週間ぶりの大幅高となった。5月の非農業部門雇用者数は前月比55万9000人増と、市場予想を下回った。

  S&P500種は前日比0.9%高の4229.89。ダウ工業株30種平均は179.35ドル(0.5%)高の34756.39ドル。ナスダック総合指数は1.5%上昇。米国債市場では10年債利回りが7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.56%。

S&P 500, Nasdaq 100 regain momentum after U.S. jobs report

  このところ総じて落ち着いている株式市場はこの日、米金融政策の行方についての手掛かりを求め、経済指標を吟味する展開だった。前日発表されたサービス業界の景況指数は急速な活動改善を示していた。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は非農業部門雇用者数について「2カ月連続で市場予想に届かなかった」と指摘。「短期的には、米金融当局が行動を強いられるとの懸念が後退して債券相場は安定を維持する公算が大きく、その波及効果で株式相場も比較的小動きになるはずだ」と話した。

  ダウ平均も過去最高値まであとわずかの水準で引けた。セールスフォース・ドット・コムなどが上昇率上位に入った。

  外国為替市場ではドルが下落。雇用統計発表後の10年債利回りの低下が背景にある。主要通貨の中では資源国通貨の上昇が目立ち、オーストラリア・ドルは米ドルに対し4月以来の大幅高となった。

  ニューヨーク時間午後4時9分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。一時は0.6%下げ、5月7日以来の大幅安となっていた。ドルは対円で0.7%安の1ドル=109円51銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.2169ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。週間ベースでは原油とガソリンの先物が共に2週連続での上昇となった。北半球に本格的な夏が到来し需要が上向くとの期待が背景にある。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は81セント(1.2%)上昇の1バレル=69.62ドル。週間では5%近く上げ、4月半ば以来の大幅な上昇率。ロンドンICEの北海ブレント8月限はこの日58セント(0.8%)上昇して71.89ドル。週間では3.3%の値上がり。

  ニューヨーク金先物相場は反発。5月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回り、金融当局が緩和策を縮小するとの懸念が和らいだ。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1%高の1オンス=1892ドルで終了。週間では0.7%下げた。

原題:Equities Close on Cusp of Record After Hiring Data: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Poised for Worst Day in a Month on Jobs Data: Inside G-10(抜粋)

Oil Gains for Second Week on Signs Summer Travel Rush Underway(抜粋)

Gold Rebounds as U.S Payrolls Data Ease Concerns Over Stimulus(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE