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ブロードコム、5-7月に強気見通し-データセンター向け需要で

更新日時
  • 家庭でのインターネット速度向上に必要な装置向け需要も追い風
  • 顧客が製品の部品に必要としている分に見合う量を受注ータンCEO

米アップルなどに製品を供給している半導体メーカーの米ブロードコムは5-7月(第3四半期)について、強気の売上高見通しを示した。データセンター向けに加え、家庭でのインターネット速度向上に必要な装置向けの半導体需要が追い風となっている。

  3日の発表文によると、5-7月期の売上高は約67億5000万ドル(約7400億円)の見通し。ブルームバーグ集計データによると、アナリスト予想平均は65億9000万ドルだった。

  ホック・タン最高経営責任者(CEO)は発表文で、「当社の複数のエンドマーケットで半導体需要が旺盛なため、半導体売上高は前年比20%の伸びを示した」と指摘した。

  インターネットサービス業者はネットワーク能力の増強のほか、家庭へのデータ通信速度向上のため加入者に貸し出す装置の更新を進めている。またクラウド企業もコンピューター網の接続向上に資金を投じていると、タン氏は語った。企業全般はまだ設備投資を加速していないが、こうした明るいトレンドが堅調な見通しの根拠になっていると説明した。

  半導体不足で製品の組み立てに影響が出るとの懸念が広がる中、多くの半導体メーカーと同様にブロードコムにも注文が殺到している。タン氏によると、ブロードコムは既に注文をキャンセル不可とする形で、年内に供給可能な分の90%を売却した。通常は半導体メーカーでこうした割合が25%程度となっている。

  ブロードコムなどの半導体メーカーは顧客が在庫を積み上げるほどの製品を出荷していない。タン氏は顧客が電子製品の部品に必要としている分に見合う量を受注していると説明。アナリストに対し「最終需要の実態をかなり適切に反映している。顧客が望むものを適時に満たすようにしている」と語った。

  2-4月(第2四半期)の利益は14億9000万ドル(1株当たり3.30ドル)。売上高は15%増の66億1000万ドル、一部項目を除いた1株利益は6.62ドルだった。このベースに基づくアナリスト予想はそれぞれ65億1000万ドル、6.44ドル。

  半導体ソリューションズ部門の売上高は48億2000万ドル。アナリスト予想は46億8000万ドルだった。

  発表を受け、ブロードコムの株価は時間外取引でほぼ変わらず。

原題:Broadcom Gives Strong Forecast on Data Center Chips Demand (1)(抜粋)

(タン氏の発言を追加して更新します)
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