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米国株が反落、早期の金融緩和解除を警戒-経済指標堅調

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3日の米株式相場は反落。相次いで発表された経済指標や、バイデン米大統領が法人税について28%よりも低い税率を受け入れる可能性があるとの報道を消化する展開となった。

  • 米国株は反落、バイデン氏の法人税率巡る報道で下げ縮小
  • 米国債は下落、10年債利回り1.63%
  • ドル上昇、対円では110円前半-米経済指標が好調で
  • NY原油は上昇一服、米石油製品の在庫増加-ドル高も重し
  • NY金は下落、景気刺激策縮小への警戒強まる

  バイデン氏は法人税に関する15%の最低税率導入を新たに提案し、共和党議員らに支持を訴えている。関係者が明らかにした。超党派での合意を目指すインフラ計画で必要な資金の確保を目指す考えだ。これを受けてS&P500種株価指数は下げ幅を縮小したが、金融緩和策が当初想定より早期に解除されるとの懸念を背景とした下げを埋めるには至らなかった。

  この日発表された5月の米民間雇用者数はほぼ1年ぶりの大幅な伸びとなった。5月のISM非製造業総合景況指数は、1997年の統計開始以降で最高となった。

  S&P500種は前日比0.4%安の4192.85。ダウ工業株30種平均は23.34ドル(0.1%)安の34577.04ドル。ナスダック総合指数は1%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.63%。

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は「米景気は単なる持ち直しではなく、拡大モードも視野に入りつつあるという非常に現実的なシグナルを発している」と指摘。「これは何を意味するのか。恐らく当初から多くが想定していたよりも早期に行動するよう、米金融当局への圧力が強まる可能性が高い」と述べた。

U.S. initial jobless claims fell for the fifth straight week

  外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して上昇。米経済指標で堅調な雇用情勢と企業活動の急速な改善が示されたことから、ドルのショートを減らす動きが出た。米国債利回りの上昇もドルの支えになった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%高と、4月30日以来の大幅上昇。ドルは対円で0.7%高の1ドル=110円29銭。ユーロは対ドルで0.7%安の1ユーロ=1.2127ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は小反落。ドルの上昇が商品全般への重しになった。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では原油在庫が2週連続で減少したが、ガソリン在庫が4月初旬以来の大幅増となったほか、留出油の在庫は400万バレル近く増えたことが示された。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は前日比2セント(0.1%未満)安の1バレル=68.81ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は4セント安の71.31ドル。

  ニューヨーク金相場は下落。スポット相場は2月以来の大幅安となった。インフレや景気刺激策縮小の可能性を巡る懸念が強まった。

  スポット価格は一時2.2%安の1オンス=1865.60ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.9%安の1873.30ドルで終えた。

原題:Stocks Fall as Job Data Outweigh Biden Tax Pitch: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Climbs Most in a Month as Economy Rebounds: Inside G-10(抜粋)

Oil Rally Pauses as Broader Slump Adds to U.S. Fuel Supply Rise(抜粋)

Gold, Copper Slide With Concerns Mounting Over Stimulus Outlook(抜粋)

(相場を更新し、コメントを追加します)
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