米民間雇用者数、5月は97.8万人増-ほぼ1年ぶり大幅な伸び
Olivia Rockeman
更新日時
-
雇用者数の増加幅は市場予想の中央値(65万人)を上回る
-
サービス業で伸びが顕著、娯楽・ホスピタリティーでは44万人増
ADPリサーチ・インスティテュートによると、5月の米民間雇用者数はほぼ1年ぶりの大幅な伸びとなった。経済が力強さを増す中、企業が積極的に採用を増やしつつあることが示唆された。
キーポイント |
---|
|

ADPのチーフエコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は「財生産部門が堅調なペースで伸びた一方、増加全体のうち最も大きな部分を占めたのはサービス業だ。増加幅は過去6カ月の月間平均を大きく上回っている」と指摘した。
財生産部門の雇用は12万8000人増。サービス業では85万人増えた。最も伸びが大きかったのは娯楽・ホスピタリティーで44万人の増加。これは11カ月ぶりの大幅な伸び。
ヘルスケアでは11万9000人増加。このほか建設業で6万5000人、ビジネスサービスで6万8000人それぞれ増えた。
Upside Surprise
U.S. private payrolls showed strong gains across several sectors
Source: ADP Research Institute
雇用は全ての規模の企業で増加。小規模企業では33万3000人増えた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Payrolls at U.S. Firms Rise Most in Nearly a Year, ADP Data Show(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE