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中国の対外イメージ改善、習総書記が指示-外交姿勢の変化示唆か

  • 広範に友人をつくる必要あると習総書記が指摘-新華社
  • EUなどとの関係悪化、高圧的な外交姿勢が要因

中国共産党の習近平総書記(国家主席)が党幹部らに対し、「信頼に値し、愛され、尊敬される」中国のイメージを構築するよう指示した。高圧的な外交姿勢を変えようと模索している可能性がある。

  国営の新華社通信は、習総書記が中国は「広範に友人をつくり、大多数を団結させ、中国を理解する友人と共に友人グループを継続的に拡大」すべきだと5月31日の会合で党の上級幹部に伝えたと報じた。中国政府は世界との意思疎通において、「オープンで自信に満ちて」いなければならないが、「穏当で謙虚」でもなければならないとも述べたという。

  バイデン米大統領が「米国第一」を掲げたトランプ前政権下でぎくしゃくした同盟国との関係の立て直しを図る中で、習総書記のこうした発言は外交アプローチの再考を示している可能性がある。

  中国共産党は数十年にわたり「韜光養晦(とうこうようかい)」と呼ばれる戦略を採用し、国際社会では目立たないように振る舞っていたが、「大国外交」を重視する習総書記は外交姿勢を大きく変化させていた。

  習政権下の中国は貿易や外交などで自国の「核心的利益」とする問題で他国とぶつかるたびに激しく反発、時として「戦狼外交」との批判を受けている。欧州連合(EU)やフィリピンなどかつて中国との関係強化に前向きに見えた地域や国との関係悪化は、こうした強硬な外交姿勢が背景だとの指摘がなされている。

原題:Xi Seeks ‘Lovable’ Image for China in Sign of Diplomatic Rethink(抜粋)

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