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ルネサス株が大幅続落、公募増資で最大2185億円調達-株数12%増

更新日時

ルネサスエレクトロニクス株が大幅に3日続落した。英ダイアログ・セミコンダクターの買収資金の一部に充当するため、国内外で公募増資を実施し、最大で約2185億円を調達すると28日に発表した。新株の発行で最大約12%発行済み株式総数が増えるため、1株利益の希薄化を嫌気する売りが膨らんだ。

  31日の取引でルネサス株は一時、前週末比6.5%安の1103円と2月8日(6.9%)以来、およそ3カ月半ぶりの日中下落率となった。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は電話取材で、株価の下落は希薄化懸念に尽きると指摘。一方、希薄化率に比べ下落率が限定的なのは「単純な資本増強というわけではなく前向きな資金調達なので、その辺りが加味されている」との見方を示した。

  発表資料によると、公募増資による発行株数は海外と国内での募集分、オーバーアロットメント分を含めて約2億株。発行済み株式総数は4月末時点の17億3329万株から最大で19億3335万株に増える。公募価格は6月9日にも決定するとしている。ルネサスは今年2月、ダイアログと約49億ユーロ(約6157億円)の買収で合意したと発表していた。

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  また、ルネサスは国内外で株式の売り出しを実施することも公表した。筆頭株主のINCJが1億6700万株を売り出す。タームシートによると、ディスカウント率は3-5%。

  ルネサスは車載向け半導体に加え、モノのインターネット(IoT)や産業、インフラ分野での事業領域の拡大に取り組んでいる。

過去半年のルネサスエレクトロニクス株の推移
(投資家コメントを追記し、更新します)
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