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【米国市況】株が最高値近辺、景気回復期待-原油は4月以来の大幅高

28日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は月間ベースでも上昇し、4カ月連続高となった。インフレへの懸念よりも、米経済が持続的に回復する見通しの方が響いた。

  • 米国株続伸、S&P500は4カ月連続のプラス
  • 米国債は小動き、10年債利回り1.59%
  • ドル指数が上げ失う、米国債利回り低下で-月間では低下
  • NY原油は週間で4月以来の大幅高、夏季ドライブシーズン控え
  • NY金は反発、終値1オンス=1905.30ドル

  この日発表された4月の米個人消費支出統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア価格指数が2001年以来の大きな上昇率となった。それでもトレーダーは、個人消費の増加が続き経済成長を加速させる可能性を重視。この統計だけでは金融当局の姿勢や政策は変化しないとの見方も、相場を支えた。

  S&P500種は前日比0.1%高の4204.11と、過去最高値近辺で終了。ダウ工業株30種平均は64.81ドル(0.2%)高の34529.45ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。小型株で構成するラッセル2000指数は、月間ベースで1995年以来最長の8カ月連続高を記録した。

S&P 500 ends month near all-time high

S&P500種の推移

出所:ブルームバーグ

  バイデン米大統領はこの日、就任後初の予算案を公表。2022会計年度(22年9月終了)の歳出を6兆ドル(約660兆円)以上に設定し、連邦政府の規模と役割を劇的に拡大する方針の詳細を明らかにした。

  個別株では米映画館チェーンのAMCエンターテインメント・ホールディングスが、荒い値動きの末に下落。ジェット機787ドリームライナーの納入を再び停止したボーイングは、終日軟調に推移した。

  米国債相場は小動き。10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.59%。10年債相場は月間ベースでも上昇した。

  外国為替市場ではドル指数が上げを縮小。それでも月末のポートフォリオ調整を背景に、ドルは主要10通貨の全てに対して上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満上昇。月間ベースでは1.3%下げた。ニューヨーク時間午後4時48分現在、ドルは対円で0.1%未満安の1ドル=109円85銭。ユーロは対ドルで0.1%未満高い1ユーロ=1.2193ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は週間ベースで4月半ば以来の大幅上昇となった。この週末はメモリアルデーの祝日に伴う連休で、夏のドライブシーズンが始まる。今週は好調な米経済指標の発表が相次ぎ、世界最大の原油消費国である同国の景気回復が進んでいることを引き続き浮き彫りにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中にたまった米国民の繰り延べ需要もこの週末以降に解き放たれる見通し。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は前日比では53セント(0.8%)安の1バレル=66.32ドルで終了。週間では4.3%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント7月限はこの日、17セント高の69.63ドル。ブレントの7月限はこの日が最終取引。実質的な中心限月となった8月限は48セント安の68.72ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%高の1オンス=1905.30ドルで終えた。

原題:Stocks End Month Near Peak Buoyed by Growth Hopes: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Hold Monthly Advance on Last Trading Day of May(抜粋)

Dollar Pares Advance Amid Drop in Treasury Yields: Inside G-10(抜粋)

Oil Posts Best Week Since April on Eve of Summer Travel Season(抜粋)

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