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日経平均600円高、景気期待や円安で素材や機械上昇-先物買いが主導

更新日時

東京株式相場は大幅に反発。日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)の上昇率はそれぞれ2%を超える場面があった。堅調な米経済指標を受けて景気回復への期待が高まった。鉄鋼や非鉄金属といった素材関連が高く、円安も好感され機械など輸出関連銘柄にも買いが入った。取引開始後に上げ幅を広げる中で、先物に買い戻しが相次いだとの指摘があった。

  • TOPIXの終値は前日比36.42ポイント(1.9%)高の1947.44
  • 日経平均株価は600円40銭(2.1%)高の2万9149円41銭
日経平均株価の推移

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト

  • きょうは日経平均先物の上昇に伴い、ソフトバンクグループやファーストリテイリングなど指数寄与度の高い銘柄に買いが入り相場をけん引した
  • 前日までにMSCIの入れ替えに伴い日本株から資金が流出するとのシナリオで空売りしていた海外投資家などが慌てて買い戻しに動いた影響が出たのだろう
  • ファンダメンタル面での米景気改善の追い風が加わり、バリュエーションが下がっている日本株には買いが入りやすい状況になっており、国内の中長期資金も買いに向かい始めているのだろう

ピクテ投信投資顧問の松元浩常務

  • 日経平均が2万9000円を超えた一因には、外国為替市場で円相場が対ドルで110円近くまで下げたことがある
  • 昨日でMSCIの構成銘柄入れ替えに伴う売りが一巡し、当面の需給面での懸念が薄らいだことも相場を押し上げている
  • ただ日本株の出遅れの背景にあったワクチン接種進捗(しんちょく)や企業決算の一巡による材料不足に変わりはなく、企業業績がしっかりと伸びていくかを今後見極める必要がある
  • 今後数カ月は値固めとして膠着(こうちゃく)感が強まり、レンジの中で方向感を欠く相場が続くだろう

東証33業種

上昇率上位非鉄金属、鉄鋼、機械、海運、繊維製品、陸運、卸売、保険
下落率上位なし

背景

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