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JPモルガン、債券売り出し幹事から途中で脱落-需要集められず

  • 独自動車部品メーカー、幹事にJPモルガンとパリバを起用していた
  • パリバが単独ブックランナーに、発行に十分な需要確保で

大手米銀のJPモルガン・チェースは幹事に委任された債券公募売り出しで、特定の価格で十分な需要を集めることができず、ブックランナーから脱落した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  JPモルガンはBNPパリバとともに今月、自動車部品メーカーの独アドラー・ペルツァーが発行する債券7500万ユーロ(約100億円)の幹事に指名されていた。だが発行条件の決定時にアドラーは、BNPパリバを単独のブックランナーに指名した。

  投資銀行間の競争はここ数年でし烈になっている。昨年5月には米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスがJPモルガン主導で進めていた債券発行計画を、提案された条件を不満として取りやめた。それから2カ月もたたないうちに、ユナイテッドはゴールドマン・サックス・グループを主幹事に数十億ドル規模の債券を発行することになった。

  ジャンク債の発行が記録的な量に膨らむ中で、投資家は規模も小さく流動性が低いと考えられる案件を敬遠。アドラ-債の発行は難航した。事情に詳しい関係者によると、JPモルガンは額面1ユーロ当たり94-95セントで取引しようとしたが十分な需要を集められなかった。一方、BNPパリバはそれより低い92.5セントで、投資家との取引を成功させたという。

  BNPパリバとJPモルガンの担当者は、いずれもコメントを控えた。

  債券売り出しの途中でブックランナーの銀行が外れるのは異例。投資家は利回りを求めてはいるが、その意欲には限度があることも示された。

Yields on euro high-yield bonds continue to fall

原題:
JPMorgan Drops From Bond Sale After Pricing Deters Investors (3)(抜粋)

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