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NZ中銀、来年下期の利上げの可能性を示唆-成長見通し上方修正

更新日時
  • 政策金利を過去最低の0.25%に据え置き、資産買い入れ規模も維持
  • LSAPは22年6月までに1000億NZドルの上限に達しない可能性

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は26日、予想通りの景気回復が前提だとしながらも、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)が来年下期に上昇に転じる可能性があるとの見通しを明らかにした。

  NZ中銀はこの日、OCRを過去最低の0.25%に据え置くことを決定。「大規模資産購入プログラム(LSAP)」の規模も1000億NZドル(約7兆9300億円)のまま維持した。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト19人全員が、政策金利の据え置きを予想していた。

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Reserve Bank of New Zealand

  NZ中銀は声明で、「金融政策委員会(MPC)は消費者物価上昇率が年率2%の目標中間点近くで持続的に推移し、雇用が持続可能な最大限の水準にあると確信が持てるまで、現行の景気刺激的な金融政策設定を維持することで一致した」と説明。「これらの要件を満たすにはかなりの時間と忍耐が必要」との認識も示した。

  中銀はLSAPについて、2022年6月までに1000億NZドルの上限に達しない可能性を指摘した。来週は3億5000万NZドル相当の国債を買い入れる予定だ。

  インフレ率については、22年半ばまでに1.5%に鈍化するものの、その後徐々に上昇し、23年には2%に戻ると予測。22年3月までの1年間の成長率見通しは、2月時点のプラス1.4%からプラス3.4%に上方修正した。

  中銀は「世界的な原材料供給の混乱や原油高、輸送手段確保への圧力を含む内外の一連の要因が、現在の企業と消費者のコスト上昇を招いている」と分析し、「こうした物価圧力は一時的である公算が大きく、1年のうちに弱まる」と予想した。

  中銀の政策発表を受け、NZドルは急伸。対ドルで一時1.1%高の1NZドル=0.7308米ドルと、3カ月ぶりの高値を付けた。NZの10年国債利回りも上昇した。

原題:RBNZ Signals Rates May Rise Next Year as Economy Recovers (1)、RBNZ’s Hawkish Projection for Rate Hikes Shakes Up Bond Market、RBNZ Maintains Pace of Government Bond Purchases at NZ$350m、Reserve Bank of New Zealand Keeps Key Interest Rate at 0.25%、New Zealand Keeps Rate Unchanged at 0.25%; Decision History(抜粋)

(資産買い入れ見通しや経済予測を追加して更新します)
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