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グラクソ、次のパンデミックに備える-新型コロナワクチンでは出遅れ

  • 国・域内のワクチン開発・生産施設整備について英などの政府と協議
  • サノフィやメディカゴとのコロナワクチン2種、年内に使用許可も

グラクソ・スミスクラインは新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの開発競争で出遅れたが、次のパンデミック(世界的大流行)では着実に最前線に立てるよう取り組みを進めている。

  グラクソのワクチン責任者、ロジャー・コナー氏はインタビューで、次の危機が到来する前にワクチン開発・生産施設を国・域内に整備することについて英国などの政府と協議していると語った。こうした施設は命に関わるウイルスが今後出現した場合にさまざまなワクチン技術を提供する見通しという。

  コナー氏は「どの政府も今回のパンデミックに関する振り返りで、国内あるいは少なくとも域内での製造について考え始めるだろう」と指摘した。

  グラクソのワクチン研究開発(R&D)主要拠点は現在、ベルギーとイタリア、米国にあり、製造施設は英国を含む世界各地にある。

  売上高で世界屈指のワクチンメーカーであるグラクソは新型コロナ向けの開発では先行組に入らなかった。ただフランスのサノフィとカナダのメディカゴとの提携を通じてそれぞれ開発された新型コロナワクチン2種類の臨床試験で先週、良好なデータが示されており、今回のパンデミックでも一定の役割を演じる余地がありそうだ。メディカゴは田辺三菱製薬の連結子会社。

田辺三菱薬のカナダ子会社、植物由来のコロナワクチン試験で好結果

  2種類のワクチンは最終試験が成功すれば年内に使用が認められる可能性がある。グラクソとサノフィは今後数週間に3万7000人余りを対象とする試験を開始する計画。南アフリカ共和国やインドで最初に確認された変異株などへの効果を高めるため複数の形態を試す。

原題:
Glaxo Gets Ready for Next Pandemic After Covid Vaccine Stumble(抜粋)

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